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これまで描いてきた絵をあきらめる

2021年7月に新型コロナに感染して5か月。
夏から感じていた身体の冷えがひどくなり、入浴しても温まらない事態となり、お腹の調子も戻らないままで、漢方内科に駆け込んだのがちょうどこの頃でした。

そろそろ良くなるはず…という希望的観測が何度も裏切られて、それでも「家にいるのだから家事ぐらいはやらないと」と6時に起きて0時頃寝る生活でした。
(漢方内科の先生に出会ってからの気づきは、以下の記事からどうぞ。)

そして年末。
我が家では毎年、絵も文も自作の年賀状を出していまして、嬉しいことに楽しみにして下さる方もおられます。こんな感じ。

2019年までは干支を描いていました
植物を描いたのは2020年から

思い返せば年賀状を書き始めたのが小4あたりから。
全て手書きの時代から、プリントゴッコを経て、PC編集となかなかの歴史があります(笑)。絵は好きですが実際に描くのは年賀状だけという年が多かったです。

その年は感染対策で閉塞感のある中、あえて明るい絵にしようとハイビスカスの絵を描き始めました。ところが、色を塗り始めたあたりから頭痛がし始め、だんだんひどくなり、ついには吐き気を催すほどに。

翌日は頭痛薬を飲んでやり過ごしながら何とか描き上げたものの、グッタリ。どうやら細かい絵を描くときに、対象を見ることにエネルギーを使うのと、息を詰めて描いているのが頭痛につながったようです。編集の時も頭痛は起きました。この頃PCでの連続作業も15分がおそらく限界だったのです。

頭痛にまみれて作った2022年の年賀状

後遺症の症状だと後にわかりまして(脳疲労+酸欠)、わたしは絵を描くことも出来ないのかとガッカリしたのをいまでも覚えています。

しかしこの経験が、自分に出来る表現を探すきっかけになり、無理なく楽しく描ける絵へとつながっていくのです。

(連載のバックナンバーはこちらから

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