初めてのコーチングで望みの尻尾を捕まえる
2021年11月。山口さんと対面で90分お話しまして、終わったらすっかり圧倒されていました。自分の中の何かが激しく揺さぶられた感じ。その証拠に帰りの電車に乗るべくホームで椅子に座って待っていたけど一向にこない。30分経って「その場所には車両が来ない」ことにやっと気づいたのでした。
2年経ったいま、対話がもの凄い情報量だと気づきます。プロが、依頼者のために質問したり話をふくらませたりして核心に迫ろうとします。だからこちらも心身がフル稼働する感じでとても疲れました。(以後、対話サービスを受けるときはできるだけ翌日休めるような日程にしています。)
いまでも覚えている印象的な質問は「それは(頑張れば)できるからやっているだけではないですか?」
「できるからやっていること」=「したいこと」ではない。
じゃあわたしのやりたいことって何?
しかも…当時のわたしには、物事には「頑張ればできること」と「頑張ってもできないこと」の二種類しかなかった。日常は頑張れば(やろうと思えば)できることに埋め尽くされ、頑張り続けるしか選択肢がなかった…(頑張る=無理する、我慢するでもあります)。
山口さんがこの時わたしにしてくれたのは、「心の底にゴミと宝石がごっちゃになって入っている容器があって、固く蓋が閉じられているのをゆるめ、チラッとみえた光を捉える」みたいなこと。思い返してみてはすごいと思う…
特に3番は、気づいていなかったけどなるほどそうだわ!という驚きと納得感がありまして、本来の望みの尻尾を捕まえたといいますか、「したいこと」の核になる言葉でした。後に作るホームページのタイトルになるくらい、重要なキーワード。
設計事務所のホームページタイトルは事務所名になることが多いですが、そうしなくて良かったと後々思うことになるとは、まだこのときは知らないままです。
初対面の90分でこんなん出てくるんだ…
そして新たな課題が出てきました。
わたしの思う「ゆたかな暮らし」って、何なの?
わたしが「無理せずできること」って何だろう?
自分自身の解像度を少しずつ上げる作業が始まりました。
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