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2022.09.23 ピリオド宣言後日談

ピリオド宣言を受けて約3ヶ月が経った。

その時も書いた通り、失恋は3日で立ち直ることができた。

ただ一ヶ月前、たまたま元彼と話す機会があったので後日談として記そうと思う。

彼は元々学生時代私が所属していた就活支援団体のメンバーだった。

その時のメンバー数人と飲む機会が8月下旬にあり、『〇〇と付き合ってたでしょ?』と問い詰められたことがあった。

確かにその時問い詰めてきた人は団体所属時から私達の交際を疑っていたし、もう時効だと思って白状した。


「うん。付き合ってたよ。別れたけど」

私はそう言った。

サラッと、ただ事実を述べた。

そこには感情もなく、悲しみも躊躇もなにもなかった。


周りは勿論驚いていた。

実は付き合っていたこと、そしてもう破局していること、その言い方があまりに淡白なことに。


その流れで元彼に他のメンバーから電話をすることになり最後に変わってもらった。

「あ、もしもし?急に電話してごめんね、電話しても大丈夫だった?」

そんな始まりだったと思う。

元彼だから特別な入りをしたわけでなく、私は電話の最初いつもこんな感じなのだ。

そう、至って普通に。

なんの特別な感情もなく電話をした。


その後20分位だろうか、割と長めに会話をした。

お互いの近況報告がメインだったが、意中の娘とはどうなったのかも聞いた。

元彼は「嫌な気分にならない?」と柄にもなくオドオドしながら言ってきたので、大丈夫だと答えその後を教えてもらった。

あの後話があると言ってその娘と2人で話をしたらしい。そして私と別れたこと、気があるということ、付き合いたいことなどを伝え数日後「私で良ければお願いします」という返事を得たそうだ。


私はその話を聞いたとき即座に

「良かったじゃん!おめでと〜」

と言った。

私の価値観や考えを知っていた元彼でさえその反応に驚いていたし、電話後そこにいたメンバーにも話すと私の対応に引いていた。


私も今冷静になれば確かに少し変かもしれないなと思うが、その時の私は素直に元彼の幸せを祝っていた。

恋愛的な好きは1ミリもないが、一緒に活動し支えてくれた仲間であり尊敬する人に変わりはないのである。

私はただただ、皆に幸せになってほしい。

私が元彼を幸せにできる張本人ではなかっただけのことだ。

変だと思われるだろうが、そういうタチなのだ。


元彼にはその時、私が交際中思ったその人が注意すべき点をいくつか伝え「東京に来たらまた皆で飲もうな!」という言葉で電話を終えた。


交際中は本当に元彼のことが好きだったし大切な存在だった。でも今思えばどこが好きだったか、ちゃんと言語化して言えない。

恋愛ってそんなもんなんだと思う。

熱中してるときは凄く好きで大切だけど、その盲目さから開放されると魔法が解けたかのようになる。


だからこそ、その盲目でいる時間を大切にして、その時感じたものを言語化しておくのが大切なのだろう。


私を愛してくれる人がいつどこで現れるかわからないが、次はもう少し思い出や感情を言語化することに力を入れようと思うのであった。


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