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まちのクリーニング屋さんにて

クリーニングにワンピースをとりにいったら、「最近はこういう長い丈が流行りなのねえ」と店員さんに言われた。(わたしはこのお母さんみたいな店員さんが大好き)

そうか、クリーニングやさんも流行りに敏感になるかもなあ、と納得しながら、やっぱりいつも洋服見てるとわかるんですねと返すと

「わかるわよー、この間レースの水色のドレスがきて綺麗だなあと思ってたら次の日まったく同じ型のグレーのドレスを別の子が持ってきたの、初めて、そんなの。これはどこで買えるの?って聞いたらネットって、今はドレスもネットなのね、レースで丈の長いのが最近は多いねえ、これはどこで買ったの?」

とどわーーーと暇なし話してくれ、わたしのワンピースもネットで購入したこと、友人が働いているアパレルブランドのものであることを伝えると「素敵ねえ着たいわー、おばちゃん入らないけどー」と笑っていた。大好き、と思った。 

このクリーニングやさんは以前、頭にブルーのハイライトを入れたメロディックなお姉さんが働いていて、そのお姉さんもまたレジ打ちが早く、対応も丁寧で好きだった。 

何年か前の冬に自分が友人の嘔吐物を全身で受け止めてしまったことがあり、そのコートの注文をとってくれたのがブルー姉さんだ。

(応急処置で水拭きしたものの)「なに汚れですか?」と聞かれなぜか咄嗟にその場に居ない友人をかばって「食べ物です」とちいさい嘘をついてしまい、その後(でも胃液とかアルコールとか混ざってる場合また別の洗い方があるのかもと急に不安になって)「げろです」と付け加えると、ブルー姉さんはふふと笑ってくれた。 

わたしは基本エマールへの信頼が厚く、なんでもかんでもエマールで対応しようとするところがあるので、自分がクリーニングやさんに寄る理由がない間にいつの間にかブルー姉さんはいなくなってしまっていた。その後就任されたのがいまの店員さんだけど、結局好き。

うまく説明できる自信がないけど子供のころからクリーニングやさんはドキュメンタリー映えがすると思っている。大切なものを扱うし人とのつながりが切り離せないしまちに密着しているし、絶対にわたしが気づきもしないことに気づいていると思うんだよな。なにか世界の重大な鍵を握っていてほしいな。



p.s.

ファミマで買ったこれが衝撃的においしかったのでご報告です。 

スプーンないと食べられないやつなので自宅以外で食べるときは要注意・・・

あともうひとつ、友人宅でつくったアップルパイ、このクックパッドのレシピが超簡単でおいしかったので家に大量にりんごがある方、おすすめ!!

(↑見切れるおねこさまのかつおぶし)

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