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初日から筋肉痛

築200年とおじいちゃんは言っていたらしく、伯母は築150年ぐらいと言っている古民家を息子と一緒に引き受けました。この場をどう利用するかは、まだはっきりとは決まっていない。

名義が変更されてから初めての日。設備の点検や今後の展開を見据えた下調べや修理見積やらの用事で日帰りで出動です。とてもお天気がよく、風通しや掃除には最適の日です。桃と季と菜の花が盛りで見事な共演の美しい風景がお出迎え。裏のプラム畑では受粉作業をしています。ちょっと縁起がよい感じ。

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立て付けの具合が少々悪い雨戸を苦労しながら開け放てば、家全体に風が通り抜け、家も深呼吸できている感じ。建具を全部開けば、座敷が3部屋連なり、ゆうに20〜30人はゆったりと座っての宴会が開けるほど。

当座は掃除や片付けに通う事になるため、御不浄と台所とお風呂などの水まわりの整備と火と食料保管のための冷蔵庫復活がこの日のミッション。

冷蔵庫は何年もガムテープで封印されて誰も見ないようしていた代物。古くても使えるものなら使ってあげよう!が私の信条。勇気を出して恐る恐るその封印をときました。あまりの状態で絶叫!なんだか正体不明の物がはびこってしました。写真を掲載するのを遠慮です。息子は冷蔵庫の外回り、私は恐怖の中を2人かかりで2時間かけて徹底的に掃除しました。古歯ブラシ、つまようじ、メラミンスポンジらのオールスター出動です。生き返りました!臭いもしません!冷えます!お家と一緒に冷蔵庫が喜んでいるようにも思いました。これで、次回からはレトルト食品から解放されます。掃除や片付けも頑張れます。

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さて、田舎の良いところは庭の焼却炉で不要な可燃物が燃やせるところ!古雑誌や乾燥した枝類など、ちょっとでもゴミを減らそう作戦を掃除と平行して展開。燃やすのってたのしいです。ついつい掃除を忘れて「火の番人」になってしまいます。息子のソラは「火」にとりつかれました。

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午前10時から午後7時まで、4本の手だけで頑張りました。片付けは100分の1も終わっていませんが、それでも縁側や御不浄、そして冷蔵庫がきれいになってなんだか満足です。

行きもでしたが、帰りも各駅停車の電車でドコドコと東京に帰ってきました。電車にのった瞬間から首やら腕やらが凝り固まって筋肉痛を感じました。何度も何度も雑巾を洗って絞っての動作がきいたようです。ついでに2人ともいい感じにスモークされていい匂い?がしてました。

次回は、かつて蚕場だった2階の片付けがミッション!場所がたんまりある事をいい事に、伯父伯母たちが「何でもかんでも」大事にそのまま残しておいてくれてます。ラビリンスです。宝物になりそうな物もあります。ハテナな物もあります。心を鬼にして廃棄しなくてはいけないものもあります。

この春の内に2階の元蚕場の床を見るべく、筋肉痛を今から覚悟しています。


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