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hoshikuzu
2024年3月12日 02:19
光陰矢のごとしとはよく言ったもので。10年という桁の時間が過ぎていたことを、これほど意識していなかったことに驚いた。ほんの一、二年ご無沙汰しているくらいの感覚だったのだ。加えてこんなご時世。ディスプレイには懐かしい顔がつい数日前にも映し出され、その人の今が手に取るようにわかる。そのくせ、彼らといざ面と向かって再会すると、奇妙な心持ちになる。それはまるで、浦島太郎のあの玉手箱のように、