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飽きやすい私の趣味

今日はいつもと違う内容で。

学生の頃から、同じものを長く好きでいることが難しかった。いわゆる飽き性というやつだ。
でも、はまり始めてから沼に沈み込むまでがわりと早い。熱しやすく、冷めやすい。


中学・高校・専門の頃は、主に2次元のオタクをしていた。兄もゲームとアニメが好きな人だったので、その影響もあったかもしれない。

私は広く浅くというより、狭く深くのタイプ。一応今期放送分の情報を一通りチェックはするものの、結局興味のあるものしか見続けられなかった。

しかしそれも2期、3期と長く続く作品になってくると、必ずと言っていいほど途中で飽きてしまった。原作の単行本も集めていたのに、新刊を買って読み始めると前回の内容がいまいち思い出せず、何となくしか楽しめない。前の刊を読み返すのもおっくう。最終的には単行本も売ってしまう始末だった。

そのうち世はソシャゲ戦国時代に突入していき、まんまといくつかにハマって、社会人になった私は課金をし始めた。しかし大体が作業ゲーであったり、自分が苦手としている音ゲーに進化したりしたので、作品に対する熱は長くは続かなかった。
(この時は必死だったけれど、データに課金なんて本当にしょうもないことをしていたなと思う。あくまで自分に対しての話だが)

いま思うとこの頃のメンタル状態は基本的によろしくなかったので、好きだったものが楽しめなくなるタイミングが頻繁に訪れていたのも要因ではあった気がする。



ソシャゲで一番はまっていたのがアイドル系だったこともあり、同時期にハマりだしたのがK-POPアイドルだった。

きっかけは、たまたま見ていた音楽番組の企画で、日本のアイドルたちと一緒にパフォーマンスをするIZ*ONE。『誰だこの子たちは…?』と興味をもって調べ、MVを見てすっかり虜になった。その頃の私は邦楽にどれもこれも似たような印象を受けていて、飽きていた。だからこそK-POPの音楽性が自分にとっては新しく、刺さったのだと思う。加えて、彼女たちの洗練されたパフォーマンスとかわいらしくも美しい女神のようなビジュアル、ハマらない訳がなかった。

今でも伝説、IZ*ONE


韓国アイドルにはカムバックという制度があって、新曲を引っ提げて音楽番組に出まくってくれる活動期間のことを指している。それが終わると活動は控えめになり、休息や次のカムバの準備期間に入る。
(グループによってはその間色んなアーティストが出演する大きな授賞式に出たり、単独ツアーがあったり、ということもあるかも)

つまり、カムバが終わると供給が一気に減ってしまう。だから私はその度に別のアイドルにハマることを繰り返し、気づいたら好きなグループが沢山あるという状態を作り出していた。

勘のいい方なら分かるかもしれないが、このカムバシステム、飽きやすい私にはぴったりすぎるのだ。カムバ期間も決して長いわけではない。『もうちょっと見させてくれ〜;;』と、こちらがまだ名残惜しさを感じる程度の期間なので、飽きるなんてあり得ない。そしてまた別のグループがカムバを迎えて、あれやこれやと曲やパフォーマンスに魅了されている内に、自分の本命上位グループがカムバする。これを延々と繰り返しているので、かれこれ5年以上はこの沼に浸かっている。

2次元オタクの頃は狭く深く追求する人間であったが、K-POPにはまってからは広く浅くになっていた。深いと浅いの違いについては、あくまで個人的な意見ではあるが、実際に公式にお金を使うかどうかだと思っている。そういう意味では、ずっと浅い推し方をしてきた。

そんな私に転機が訪れたのが、去年の夏頃。長時間の音楽番組が放送されていたので、録画して見ていた。もちろんK-POP関連の出演者は記憶済み。
(日本の音楽番組に出てくれること自体貴重という認識なので、特別ものすごく推していないグループもまとめて見る習慣があった)

私は、とある青年に目を奪われてしまった。


彼の名前はNICHOLAS(ニコラス)。BTSが所属するHYBEレーベル傘下の日本支社からデビューした、&TEAMというグループの一人である。いや、グループ自体は知っていたし、なんなら曲だけ聴いていた。でもメンバーについては、一番有名なKくんしか存じ上げていなかった。

NICHOLAS

その時のニコ(大体いつもこの呼び方)は、かなりハイトーンな髪色をしていて、番組のコラボ企画で色んな日本のグループの方々と一緒にButterを踊っていた。1サビ分の短い時間だったものの、彼の非常にスマートで洗練されたパフォーマンスがすっかり目に焼きついてしまったのだった。


そこからの私の勢いはすごかった。彼らはオーディションによって誕生したグループなので、オーディション履修から始めた。それによって推しが変わる可能性もあったが、その心配は無用だった。『デビューまで諦めずに努力し続けてくれてありがとう(滝涙)』という思いがより一層強くなっただけで、秒でメンバーシップ(ファンクラブ的なもの)に入会した。※私がメンシ入会したのは&TEAMが初


ちなみにニコは台湾出身である。元々は韓国でデビューを目指していたので韓国語を勉強していたが、&TEAMとして日本デビューが決まったので日本語も頑張って習得してくれた。最初はまだたどたどしく、話せる言葉が少ないため口数も多くなかったが、元々明るい性格なのもあり今ではかなり楽しそうにおしゃべりする姿が見られる。感慨深さがハンパではない。ちなみに彼は英語も話せるので、いわゆるマルチリンガルだ。凄すぎる。

彼は黙っていると怖そうと思われたり、クールに思われたりするが、実際はよく笑うとてもかわいらしい子である。猫みたいなのだ。年上メンバーとの絡みでは弟っぽい一面が見え、年下メンバーには対等な接し方をするので、年齢の幅がけっこうあるグループなのに皆と仲が良く、彼のコミュ力や分け隔てない優しさが伺える。ちなみに私はニコと唯一の同い年・ウィジュとの絡みが大大大好きである。

2人で出た番組。幸せ空間だった


去年は彼らが初のアルバムということで、張り切って全形態予約購入した。初めての経験であった。



しかし、それはちょうど私生活に暗雲が立ち込めていた時期であり、私が同棲解消を口にした頃でもある。自分の貯金額と、思うように稼げない現状にようやく目が覚めて、しばらく推し活にお金は使わないと決めた。

本当は彼ら初の単独ツアー、先行抽選が当選していた。しかしチケット代をはじめ、遠征費、グッズ代など色々考えた結果、中途半端なことしか出来なくて悲しくなるくらいなら初めから行かないことにして、当選をスルーした。

SNSを開くとライブに行ったファンの人たちの感想や情報が流れてくるのがやはり辛く、少しだけ推しから心理的な距離を取った気がする。





そんな時にまた、別のグループにハマってしまった。RIIZEである。

RIIZE

こちらも存在は知っていた。ショウタロウともう一人がNCTから抜けてこっちで再デビューしたんだよね、くらいの認識で。デビュー曲がかなり話題になっていたのも、すごいイケメンがいるのも小耳にはさんではいた。

ハマったきっかけは多分丁度カムバのタイミングで、Love119のMVを見たからだったかも。あんまり覚えていない。ウォンビンにまんまと沼ってしまった。そうです、"すごいイケメン"とは彼のことである。

すごいイケメンこと、パク・ウォンビン

このビジュであんなバチイケダンスを繰り出し、さらには歌声も良すぎる。天は彼に何物も与えすぎでは…?一見クールな猫ちゃんなのに、意外と表情豊かで、愛嬌は恥ずかしがりもせずやってくれるし、ショウタロウとはいつもくっ付いている。尊すぎる。



そしてつい最近、どうしてか(?)また別のグループにハマってしまう。BOYNEXTDOORである。略称はボイネク、ボネクド。

BOYNEXTDOOR

まず曲が良い。歌声が全員もれなく良い。自分たちで作詞作曲をすることもあるそうだ。まだ20〜17才の子たちが。凄くないか…?

パフォーマンスも見ていて楽しい。元気を貰えたり、心に沁み渡る。私は表情がころころ変わって見ていて飽きない、ジェヒョンに沼ってしまった。グループのリーダーである。ヒョンライン(年上メンバー)なのにお顔が赤ちゃんすぎてかわいいのだ。表情豊かで反応が良く、しばしば犬に見える。しかしパフォーマンスで自分のパートになると途端にカッコよく決めてくるので、そのギャップに思わず毎度溜め息が出る。

赤ちゃん犬、ミョン・ジェヒョン



実はRIIZEとボイネク、最近カムバのタイミングが被ったのである。どちらもすごく良い曲とパフォーマンスで、毎日動画を見まくっていた。この2グループははまってから日が浅いので、まだまだ掘り下げ甲斐がある。公式や他から上がっているコンテンツを少しずつ見ていきたいと思う。

そして来週は&TEAMのカムバが待っている。先に一曲先行公開されたが、爽やか且つ切なげでとても良い。だからこそタイトル曲がより気になる!と思ったら、カムバ数日前に音楽番組で初パフォーマンスするらしい。テレビがないので何かしらの方法で見たい。楽しみである。

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色々端折ってはいるものの、私の学生の頃から最近に至るまでの趣味の話でした。大人になってから趣味を共有できる友人がほぼいないので、一人で騒ぎ散らかすしかなく、どこかに書いておきたかったのです。ここまで読んでくださった方、ありがとう。


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