そろそろAI批判を開始か
日経新聞が英国の高校生数百人によるAI批判デモを取り上げていました。
英国の高校生数百人は、「AIによる成績判定で不当に劣る評価を受けた」との事で抗議デモをおこなったのです。
この抗議デモが起きたのは20年8月のようですので、約1年前です。
なぜに今になって1年前の抗議デモを日経新聞が取り上げたのでしょうか。
ヒントは、記事の最後を読めばわかりました。
AI利用に際する指針が必要だと世界が認識している事を訴えたいのでしょう。
2021年の現在、日経新聞記者が考えているほど日本の世間はAI利用に危機感を覚えてはいません。
どちらかというと、今だに「AIは神のようなツール」というイメージを持つ方が大半です。
AI利用の危うさを語る記事を書く事で、注目は集まるでしょうが、AIの社会実装に暗い影を落としかねません。
日本社会に関して言えば、AIがもう少し一般化してから指針の検討などが良いタイミングだと考えます。
イギリスや米国、中国等のAIの社会実装が高度に進んだ国の最新事例を右から左に日本に持ってくれば良いという訳ではありません。
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