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今週の宿題はまだ終わっていない

4月某日。

週に一度のオンライン英語のレッスンの日。(ムスメではなくて私の。)

先生は70代のKiwi(ニュージーランド人の愛称)男性。

ニュージーランドに住んでいたときにできた友人の友人だ。

……あれ?先生は英国からニュージーランドに移住した人なので英国人か???

でも、人種に関係なく、ニュージーランドに暮らしている人をKiwiと呼ぶという、ニュージーランドらしい大らかなルールにのっとってKiwiということで。

オンラインで英語の勉強をしていると言うとみなさん「えらい」と褒めてくれます。(ありがとう!)

「ニュージーランドに8年も住んでいて、今も英語の勉強をしているのだから、さぞかしペラペラなんでしょうね」と言われることも。

とんでもねーーー。

ムスメはさすがにペラペラで、相手の英語力に合わせて『世界最速Kiwi English』と『手加減カタカナ英語』を使い分けて会話するという器用なこともやる。
(ニュージーランドの人はアメリカ人の1.25倍の速度の英語を話すらしい)

その使い分けがマミィ(私)に対しては『手加減バージョン』なのだから、私の英語のレベルが分かるというものだ。とほほ。

とはいえ、さすがにニュージーランドへ行く前に比べたらだいぶマシになっている。(あくまで当社比。)

しかし、使わなければ錆びつくもののひとつが語学。

何もしないでいると現状って維持できないんだなあ、とか、努力してやっと現状維持なんだなぁ、とか、進歩するためには今以上の努力が必要なんだろうなぁ、とか、ひたすらぼやきながらなんとか勉強を続けている。

先生は英語の教え方も上手いのだけれど、驚くほど博識。

日本の歴史や政治、経済にも詳しくて、ケイ・ダン・レンまで知っていた。(脳内で経団連と一致するまで数秒かかった。)

アベノミクスを英語で説明するように言われた時は冷や汗をかいたよね…。(先生はもちろん正解を知っている。)

公定歩合って英語で何???(official discount rate とか official rate らしい)

日本銀行はJapan Bankでいいわけ?(Bank of Japanでした)

……と、単語だけでも一苦労。

でも、語学は使ってなんぼ。

間違えながら、冷や汗をかきながら、その言語をインタラクティブで使うことでしか上達しない。

それだけはニュージーランド生活でひしひしと体験した。

そんなわけで、今もぼやきながらも英語の勉強を続けている。

あっ、しまった、次回の宿題まだやってなーい。

(この日記は敢えて数日の時差を設けて書いています。)


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