自分自身の弱さを受け入れている人の方がうまくいきやすいです。
こんにちは。one net代表の星です。
突然ですが、みなさんは自分の弱さを理解して、受け入れられていますか。
これができているかどうかで、色々な局面においてうまくいきやすさが
変わってくると思っています。
「白い巨塔」みたいな組織は動きづらい
例えば、リーダー本人が自分の弱さを否定しているような組織だと、殺伐とした、不穏な空気が流れているケースが多いのかなと。
理由は単純で、リーダーが完璧でいると部下も完璧を求められているように感じるので身動きが取りにくいですよね。
分かりやすく言うと白い巨塔みたいな、「ミスしたら終わるぞ」みたいな空気と言えば良いでしょうか。
そうなると組織運営はうまくいかないし、部下も萎縮してしまうので、アグレッシブな、ダイナミックな動きができなくなりますよね。
自分自身の弱さを受け入れられないのはなぜ?
では、なぜ自分自身の弱さを受け入れられないのでしょうか。
これができないと、自分自身を否定しない分、他人を否定して帳尻を合わせるような動き方になってしまうんです。
自分自身の弱さを受け入れる勇気がない人は他人のダメなところばかりを
見てしまう傾向にあるなと思っていて。
そうなるとマネジメントもうまくいかない、組織運営もうまくいかない、
みたいな感じが多いと思いますね。
つっぱる中学生とか高校生って、結局自分の弱さを受け入れられないから、学校が悪いとか親が悪いとか言うと思うんですけど、この話でいうと自分の弱さを受け入れられない大人も大して変わりませんよね。
個人的には、これができないリーダーは多分リーダーと名乗ってはいけないんじゃないかなと感じます。
弱さの受け入れ度合いは0か100かではない
じゃあ自分の弱さを1%受け入れられていればリーダーになれるのかというと、一概にはそうじゃなかったり。
ただ、自分の弱さを100%受け入れられている人もいるのかというとそうじゃないといけないのでしょうか。
働く上で、リーダーとはどうあってほしいか、というところだと思います。
グイグイ引っ張ってくれる、悪く言うと振り回されるリーダーがいいのか、自分自身は弱いという事を分かっているリーダーがいいのか。どちらがいいかというところですね。
弱さを受け入れるきっかけ
自分の弱さを受け入れられるようになった人は、どのようにしてそうなれたのでしょうか。
そういう人自体は沢山いると思うんです。
自分の弱さを受け入れていないと、自分の弱さを否定し続けないといけない。だから寝ても覚めても何かある度にそこを否定するためにパワーを使うんです。
「そうじゃない」とか、自分が動けないことに対して「これは違う、自分じゃない」と言って仕事をしたところで、その時間があるならもっと別のことに使いなよって話になるじゃないですか。
昔はつっぱっていた人でいうと、ここに気付いて、
丸くなるのではないでしょうか。
原因があるのは会社だけ?
これに気付いた人の中では、言われて気付くパターンもあるでしょうし、言われないで気付くパターンもあると思います。
ただ、仕事の場合後者だと、大体その時には会社を辞めるというのが多いんじゃないですかね。
逃げる方が簡単なので。
もちろん、中にはその会社辞めた方が良いよというものもあるとは思うんですけど、そうじゃない限りは、自分に改善の余地がないのか、ということを本来考えなきゃいけないと思っていて。
でもそれを考えるのって大変だし辛いから辞めていくんだと思います。
「会社で上に上がれなかった」と言う人もいますが、その時に考えなければいけないことがあります。
それは「上に上がれている人と自分との違いは何か」ということです。
上に上がれた人がいるという前例がある以上、違うところをまずは受け入れて、改善しない限りは上に上がれないじゃないですか。
結局、他人の悪いところを見て、自分はそうじゃないからとマウントを取りがちというか。
会社に対してもそれだから相手に対してちょっと否定的になったりとかするケースが多いんじゃないですかね。
誰にも嫌われないようにすることはできない
会社でもリーダーでもそうなんですけど、100人いたら100人の幸福を取ることなんてできないですよね。
極端に言うと、自分自身の弱さを否定している人は完璧であろうとするから、100人いたら100人に好かれようとして、その方法がプロセスとして
「誰にも嫌われないようにする」という動き方になっちゃうんです。
そうなると長所を伸ばすというより短所を消すような動き方になりがちで、やはり短所を否定しないといけなくなるわけです。
これが仕事の仕方にも表れてしまうのであまり良くないと思うんです。
なので、働き方に関しても、全員が望む働き方の会社なんて多分ないですよね。
大企業は安定的に働きたい人が望むでしょうし、スタートアップをやりたい人からすると物足りないでしょう。
でも逆の立場の人から見ると、スタートアップは「なんで安定した人生じゃなくて危ない生き方をするんだ」でしかないし、人数が多ければなおさら全員にというのは無理ですよね。
最後に
やっぱり、自分がうまくいかない理由が外のせいになりがちなんですよね。
自分自身が弱いということを分かっていない、極端に言うと自分自身は完璧だと思っている人って、「自分は悪くないから会社が悪い、組織が悪い、上司が悪い」という感じですよね。
リーダーシップに関しての投稿でもお話しましたが、リーダーは自分が完璧であることというよりかは、この組織がうまく進んでいく方法は何なのかというところを考える必要があります。
それをやるためにはやっぱり「自分自身が弱い」ということを理解していないとできないわけです。
この話、弊社のメンバーとしていたんですが、
「自分に当てはめていくと、自分の弱さを受け入れていたら違ってたのかなって思う人もいるのかなと感じました」と言っていました。
やっぱり難しいというか、気付きにくいところではありますよね。
みなさんも一度、考えてみるのもいいんじゃないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?