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失敗から学んだ会社の仕組みづくり

こんにちは。one net代表の星です。

今日は、私の失敗談と
失敗談から学んだ会社の仕組みづくりについて
お話しようかなと思います。

これまでnoteにはしくじり先生の記事で
仕事や事業でやってしまったしくじりを書いてきましたが、
今回は私自身の失敗談を暴露します。


私の失敗談

ずばり個人的な1番の失敗は、
【仕事を優先して家庭をないがしろにしてしまった】ことです。

時期としては5年前くらいでしょうか。
会社を立ち上げてから少し経つくらいまでの時期だったと思います。

今振り返ると当時は調子に乗っていたなぁと思うんですが、
「仕事しか」優先していなかったんですよね。
仕事をしているから家庭は二の次でいいだろうという考えになっていて
家庭があることによってむしろ仕事を邪魔されているような気持ちになってしまった時がありました。

家族と一緒に暮らしているのに、
私がそんな気持ちなので相手を尊重する気持ちがなくなっていることが
もちろん相手にも伝わっていて、
当時は家族というよりも一緒に暮らしている同居人みたいになっていましたね。

経営者のあるあるかもしれませんが、
サラリーマンだと急にお給料が2倍、3倍になることはないですが
経営者はそのタイミングがあるとき急にきます。

これまで金持ちになるつもりなく生きてきて、
そんな人が突然お金を持ったときに誰もがなってしまう傾向に
もれなく私もなりました。
突然お金を持ったことで気が大きくなって
あれも買ってみたい、これも買ってみたいというのが始まったり・・

そして次第に
家庭だけでなくて仕事や色々なことがうまくいかなくなるので
あるとき気づいたというか考えて
「何のために仕事ってしてるんだっけ?」ということを立ち止まって考えるんです。

いつの間にか理由がなくお金が入ってきて
仕事してお金が入るというより、
お金のために仕事をするにすり替わってしまっていたことに気づきました。

いまでは、過去の失敗をふまえて
仕事も家庭もどちらも大事にしようと心がけています。
ただ仕事の飲み会はあるので、そのときは家族に言いずらいなぁと思いながら。
さすがに4日間飲み会が続くときなんかは
いつ言いだそうとタイミングに悩んだりすることもあります。笑

そして、もう一つの失敗は
【風通しの悪い組織を作ってしまっていた】ことです。

その原因として、
部下に隅から隅まで口出しをしてしまっていたことがあります。
会社がフォームを大事にしようと言いつつ、
個人のフォームを大事にしないで口出ししてしまっていたんです。

上司って転ばぬ先の杖みたいになりたがる傾向にあると思っていて
部下が持ってきたものに対して
承認するスタイルの方ももちろんいらっしゃると思うんですが、
ここが足りてないんじゃないか、ここはああなんじゃないかなどと
良かれと思って先に言ってしまう方も。

そうしていくと、部下は次第にそれに対してのプレッシャーなのか忖度なのか
それを意識しながら仕事をするようになります。
この流れってあまり良くないなと思ったんです。
転ばないと分からないこともいっぱいあるじゃないですか。
転ばぬ先の杖よりも転んだ瞬間に助けられるようにいようと思ったんです。

上司から言われると部下の自発性も減ってきてしまうので、
鉄の組織にはなるかもしれないけれど
イノベーションは生まれない組織だと思うんですよね。

情報が吸いあがってこないので、風通しの悪い組織になっていました。

そもそも口出しをしてしまっていた理由の一つに
「自分のこだわり」がありました。

経営者ってこだわりが強い人が多いと思います。
私も0から1を生み出したからこそのこだわりや思いがあって
つい口を出してしまっていました。
だけど、そのこだわりに部下たちは困っていたので、
部下たちを困らせるくらいだったら
その自分のこだわりを捨てたほうが早いなということに気がついたんです。

口出しをすればするほど、部下のパフォーマンスは下がっていく・・
なので、ここ1年は自分自身がこだわることを辞めました。

部下が言いたいことを言える環境づくりをして
部下の自発性を潰してしまわないように。
一人一人がパフォーマンスを最大限に発揮できるような組織を作っていきたいと思います。

会社で「辞めたこと」

部下のパフォーマンスの話をしましたが、
どうすれば部下にとってパフォーマンスの上がる組織になるのか
会社で「辞めたこと」がいくつかあるので紹介します。

▶権限を保持すること

当初から権限を委譲するようにしています。
考え方として、決裁を上にエスカレートして承認をとっていくような時間って無駄な時間じゃないかなと。
それだったらある程度権限を持っている人が良いと思ったら良くて、
通常承認を得るまでにかかるような時間で
次の仕事やクライアントのことを考えていくなどの別の仕事の話に回すことができます。

▶社内のミーティング

社内のミーティングは、やらなくなりました。
他にやらなきゃいけないことがあるのにミーティングのために1時間空けるのは時給に換算すると無駄ですし、同時に時間を空ける必要があるのかと考えたときに無駄な時間かなと。

▶飲み会

まず幹部や役員と飲みに行くこと。
おっさん二人で飲みに行って熱く語るって無駄な時間だと思うんですよね。
その時間があるなら働けよと思っちゃいますし、部下のために時間を作った方がいいなと。
また社内の飲み会についても、経営陣で話していて
例えば会社の決起会で何かが生まれることってあまりないよね?
という話になり、会社での飲み会の催しをすることはなくなりました。

▶直接話しかけること

社長や上の人から直接話しかけられたら
仕事の手を止めなきゃいけないじゃないですか。
それって嫌じゃないですか?
例えば、今日までに納品しないといけない納期のものがあったり
仕事がすごく進んでいるようなタイミングで
社長がふらっときて、そういえばあれなんだけど、って話しかけられたらどうでしょうか。

直接話かけることって部下からしたら困ることだよなと思うので、
話しかけないようにしています。
また、オフィスにいるときも
社長がいるということを意識せずに仕事に集中してほしいので
いるかいないか分からないくらいに存在感を消すようにしていますね。

以上、弊社で辞めていること、辞めたことを4つ紹介しました。

社員一人ひとりが仕事に集中して、自身のパフォーマンスを発揮できるように、柔軟に働きやすい環境を作りたいと思っています。
社会の働き方が変化していくなかで
社内のルール、働く環境も変化していくことが当たり前じゃないでしょうか。

もし他に無駄だと思うことがあれば、教えてください。
なにか参考になれば嬉しいです。

今日も応援しています!

代表プロフィール:星 祐貴
・北海道生まれ北海道育ち
・小中高(〜2006年)は名寄市に住んでいました
・2006年に大学へ進学し函館に(2006年〜)
・2012年に就職を機に札幌へ移住
・2016年に株式会社one netを創業
・北海道にベンチャー企業が増えれば活気が生まれるのではないかと思い、現在は北海道の地にベンチャーエコシステムを創るために奮闘中
・好きなことは新規事業の立ち上げと最近はSNSでの発信
・たくさん食べてもなぜか太らない体質


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