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時という硝子の扉

毎秒、硝子の扉を開ける
時に蹴破りながら、
君は傷んだ


ほんの偶然が硝子を割らずに開くこともある

おびただしい扉が永遠に続くが、
皆透明であり、声も持たず導きもしない

君は立ち尽くし

そして、自らの迷いを開いて行く

キラキラと光を透かせば、
君は当然高揚するだろう


同じ形を持たない時の硝子は、
少しばかり君を弄ぶ

儘ならない行く手は、
君を試しもするだろうね


けれど、時々見せる君の微笑みが硝子に移る時、
私は君以上に笑むだろうね


君は無垢な時に対峙しているんだよ、
今この瞬間も扉に手をかける


星(☆

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