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1回目の休職

私は現在、うつ病を患い休職中である。この休職ははじめてというわけではなく、実は3回目なのである…というわけで、1回目の休職から振り返ってみようと思う。

1回目の休職のきっかけ

仕事について」でも述べたとおり、私は新卒1年目の冬、ストーカーの被害にあった。その後は上司に相談したもののあまり改善はみられず、3月に2週間ほど病休を取得したことでなんとか乗り切った(つもりでいた)。
4月の忙しさをなんとか乗り切り、死にそうになりながら毎日仕事をしていた気がする。

そんななか、一部の人にしか相談していなかったはずのストーカー被害について、なぜか多くの人が知っていたことを知る。なんで知ってるんですか?と聞いたところ、ある人が大声で喋っていたそうだ(その人にも相談はしていない)。

加えて、同じ職場の人がひとりごとで「うつ病なんてうそでも診断書もらえば休めるんだからいいよな」という趣旨のことをちょくちょく話しているのを聞く。
そういう、こまごまとしたことが重なり、2年目の7月下旬、朝出勤するのが難しくなってきた。父親に病院に連れられ、そのまま休職となった。

休職し始めたときの症状

ようやく休職となったのだが、当時は休職すると言う判断すら自分にはできなかった。(それで父親に病院に連れていかれたのである。)その当時の症状はというと、

  • 簡単な判断すらできない(スーパーやレストランで、何を選んだらいいのかわからない)

  • 食欲がない(食に対する興味を失っていた)

  • 睡眠がうまくとれない

  • 朝、やる気が起きない

こう書くと、あ、典型的なうつ病の症状だな、と思う。でも当時は仕事をするのに必死で、自分がおかしいことに気づかなかった。判断するのすらできていなかったのに、仕事はなんとか回っていたのである…。

回復するまで

この休職は長く、復職まで1年半ぐらいかかった。しばらくはずっと寝ているような生活、それからは大人の塗り絵や編み物、スクラッチアートだけをして過ごす生活をしていた。症状がひどい時期のことは、正直あまり覚えていない。

よくなったり悪くなったりを繰り返しながら、(途中、希死念慮が出たりもした)ようやく薬の調整がうまくいったのか、はたまたカウンセリングの効果が出たのか、正直わからないが、ともかく、調子がよくなった。

安定してからしばらくして、リワークプログラム のある病院へ通い、職場の復職支援プログラムを受け、復職した。

復職に向けての診断書に、寛解という言葉が書かれていて嬉しくなったのはよく覚えている。

復職してから

復職については、不安もあったのだが、幸い杞憂に終わった。とてもスムーズに復職することができた。仕事はあまり覚えていないこともあったが、復職支援プログラムで段階的に思いだすことができたし、そもそも初めてやる仕事を与えられたりしたから、問題はなかった。
そして、ようやく異動もできた。異動してからも症状は落ち着いており、なんの問題もなく仕事ができていた。異動してから1年経つまでは…。

この先は、2回目の休職の記事で書こうと思います、

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