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マッサージは言葉を使わない重要なメッセージ。 不眠に悩む人へ

不眠に悩む人が増えているという。
無理もないことである。世界中で勃発する戦争、紛争。それに伴う不景気。
核戦争まで現実化するというこの世の中で、ポジティブに生きろという方が無茶かもしれない。

もし自分の家族が不眠に悩んでいる時に、何がしてやれるだろう?
生活リズムや体調を整えることの進言?
快眠方法を説いた書物の紹介?
はてまた睡眠導入剤を探してやること?
カウンセリング?

しかし、それぐらいで悩みが解消されるのならば、元々その不眠症状は大したものではなかったのではないでしょうか。

相手によって条件は変わるだろうが、マッサージをしてやればよい。
マッサージとは、実はメッセージよりも深く重要なことを伝える「超メッセージ」なのだ。
どこに届くかと言うと、生命をつかさどる「脳幹部」にダイレクトに届く。
脳幹部には、言語や理屈などはまったく届かないが、筋肉系を使うマッサージは届いている。

このことは、犬や馬などの訓練を例にあげるとわかりやすい。
犬や馬の訓練にももちろん視覚や聴覚を使う。
犬や馬は文字は読めないが、相手の両目の位置や体の向きによってメッセージを理解する。
同様に言葉を理解しないが、声のトーンの高低や強弱によってメッセージを理解する。
しかし、それはコミュニケーションをしているとは言い難い。
犬や馬、その他猫や様々な動物とコミュニケーションするのは、触覚をつかう。
わかりやすく言えば、「体をやさしくなでる」ことは、「やさしく話しかける」ことなのだ。
このコミュニケーションの度合いによって、犬や馬などは、相手への信頼を深めている。

これは人間にとっても、もちろん同じことが言える。
自分の家族がどうしても不眠に悩んで苦しんでいるというのならば、マッサージをしたやるとよい。
枕などを工夫して、できるだけ体をまっすぐにしてうつ伏せにして寝かせ、あとは自己流でよいので、ゆっくり時間をかけてマッサージすればよい。

その時、会話や説明などは必要ない。ゆっくりと圧をかけながらマッサージしていることが、脳幹部へ深く大事なことを伝えていることになる。
そして、これはマッサージをやる側にも、相応の効果があるので、頼まれたらたとえ深夜であっても明け方であっても、してあげるとよい。
やる側の心がけとしては、もちろんリラックスすることだが、口角を上げた笑顔でやると効果は倍増するだろう。
息もゆっくり静かに長く吐くこと。



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