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おそらく原始時代から行われてきた、自律神経の整え方

ちょっとおさらい!
【 自律神経 】

自律神経は、血管をはじめ、あらゆる内臓器官を自分の意思とは無関係に調整してくれる神経です。
呼吸器官や消化器官、体温調節機能といった、私たちの体の生命維持機能をコントロールする役割を担っています。

自律神経は交感神経と副交感神経に分けられますが、基本的には人が起きて活動している時間帯は交感神経が、そしてリラックス時や夜に寝ている時間帯に副交感神経が優位になるといわれています。
交感神経が優位な場合、血管が収縮して血圧が上昇し、心身が活動的な状態になります。
そして、副交感神経が優位な場合は、血管が緩んで血圧が低下し、心身もリラックスした穏やかな状態になるのです。
この交感神経と副交感神経が必要に応じて切り替わり、体内のバランスが保たれています。

自律神経が整っていればこの切り替えがスムーズにいきますが、乱れてしまうと切り替えがうまくいかなくなり、心身にさまざまな不調が現れます。
つまり、自律神経を整えるということは、心身の健康を保つために、交感神経と副交感神経の切り替わりをスムーズにできる状態にすることだといえます。 

【 副交感神経 】

副交感神経は脳幹(中脳・橋・延髄)と仙髄から伸び、顔面や、迷走神経として腹部内臓などに分布しています。脳幹は大脳の支配を受けているので、副交感神経は大脳と密接にかかわっているのです。顔の筋肉が、無意識に動いたり意志によっても動かすことができるのは、脳の支配を受ける神経と、支配を受けない神経が一緒に走っているからなのです。

【 脳幹 】

脳幹とは生命を維持する大切な脳の中にあって人間が生きていく上で最も基本となる免疫系、内分泌(ホルモン)系、自律神経系、脊髄筋骨格系の4つの重要な系統全てに関与する中枢部です。


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心身の不調。特に自律神経の不調によって悩みを抱えている方は、相当数おられると思います。

その為に、あらゆるHow toものから、セラピー等の講習会、時には高額な器具の購入に至るということも少なくないようです。

心身の不調は仕事や通学はもちろん、日々の生活にも深刻な影響を与えることになるので、こうした事態もわからなくはありません。


しかし、人類が誕生して500万年。その進化の歴史は「脳」の進化の歴史でもあります。

つまりセラピーや電気器具などない時代の方が遥かに長いわけで、その間も人類は「脳」と「神経系」をコントロールしてきたわけなので、そのバランスを整える最も効果的な方法は、器具やセラピーなど無くてもできる方法であるはずです。

仮説と言っておいた方が良いのかもしれません。


人類はその進化の過程で「火」を使うことを覚えました。

捕らえた獲物を焼く時、それが寒い時季であれば、火から手のひらに伝わる暖かさを感じたでしょう。

その時、温まった手の平から伝わる「何とも言えない心地よさ」こそが神経から脳幹に伝わる「自律神経の整いへの刺激」だと考えられます。


試しに、寒い日にヤカンに水を入れ、コンロで火にかけた上に両掌をかざしてみて下さい。
何とも言えない体の中心に刺激が走るのを感じるはずです。
このことが、副交感神経を刺激し、脳幹に働きかける「働き」なのです。

慣れてくれば、火にかけたヤカンの上でなくとも、両掌を合わせて適度に圧を加える(この時、息をゆっくり長く吐くといいです)などしてこの働きを得ることができるはずです。


溌溂とした毎日は、溌溂とした快脳から始まるはずです。
もし心身の不調に苦しんでおられる方がいましたら、一日も早く改善されることをお祈りいたします。


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