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ちょっといいハナシ

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#長崎市

私ブロに頂いた、メッセージ

『 懐かしすぎて涙が止まりませんでした。 この玉屋でランドセルを買ってもらい、中学生の制服を買ってもらい、社会人になってはじめてのスーツを買ってもらった場所。 一階のジュース屋さんで何度かコップを割ってみたり、屋上のゲームコーナーでお小遣いを使い果たしたり、産まれた時から私の人生に寄り添ってくれた場所でした。 貴重な最後の画像を見せていただき、ありがとうございました。 』 ***** 思いがけず、このようなメッセージを頂くことほど、ブログを書いた者にとって嬉しいこと

仕事日記より 「 ブルガリアの古い街 」(2009年09月12日) 」

この頃、テレビを観ていて、「(人口減少率が日本でワースト!である)長崎市の街づくりの再生法はこれしかない!」と思った。今もそう。 ”車が入りにくい坂の斜面地も、ただのお店ではなく、それぞれに個性を持った職人たちが作業している姿を見ることができ、またやり取りをしながら物を購入することができる地区を作れれば、風景が変わる。 自治体は、その意思を持った職人たちが入居しやすいよう、支援金を助成する。 職人たちは、自分で建物を改装したり、装飾したりすることができる。” 長崎のような

かつて長崎市内には、「軍艦島のような場所」が無数にあった

2010年10月24日、端島小中学校の同窓会メンバー約70人が軍艦島に上陸しました。 一行は特別な許可を得て、普段は立ち入れない小中学校・校舎前まで歩いたそうです・・・。(2010年10/25付 長崎新聞) 「うれしかっただろうね!」って心から思います。 この校舎は、「年間100日程度しか上陸の見込めない人口島」に立っていたからこそ、閉山後51年後の今も存在しているわけです。 そもそも「炭鉱」という場所は、付近の石炭層を掘り尽くした時点で閉山するのが、逃れようもない運命

裕福さを自慢する者が、なぜ尊敬されないか

それは「心根の貧しさ」を見抜かれるからだ。 どんなにすごい豪邸や高級外車をを見せられても、年商が〇〇億だと言ってみても、誰もが「たった40~50年前には、鼻水垂らして、お母ちゃん!」と泣き叫んでいたその姿が浮かんでしまう。 そして、あと数十年後のかなり近く現実的な未来には、その一欠けらもあの世に持っていけず亡くなってしまう姿も。 そもそも金銭は、誰かが汗水たらしてつくった作物であったり、品物であったり、労働した対価なのだから、それは世の中に存在する人みんなのものなのであ

今年も無き馬がいつも居た場所に

一年ぶりにこの秋も、いつも私の馬 対州馬ひん太が居たテント下の場所にハナカタバミの可憐な花が咲きました。今年は五輪も。 ハナカタバミの花言葉は、 「あなたと過ごしたい」 「けっして あなたを すてない」 「輝く心」 「喜び」 「母親の優しさ」 ひん太、いつも側に居てくれて、ありがとうね。

ヨーロッパ人は、「お金にならないけど残さなくてはならないもの」を判っている。そして、そういうものを目指している人を馬鹿にしない

これは、NHK-BSの番組を観ている時に、ヨーロッパ在住の日本の方が言っていた言葉。 納得しました。 「お金にならない」      ↓ すぐに金銭的な利益にはつながってはいないけども、人の心の拠り所など、人にとって大きな意味があるもの。 これを我が故郷、長崎市で考えてみた。 人は必ず老いる。そして、故郷は特別な場所になる。 よってその「心の拠りどころ」である場所へ帰る。 その時には、思い出の中の風景の中に、かつての記憶を辿りたいだろう。 しかし、長崎に限らず、久し

近所に「のらねこ不妊手術クリニック」が開設されたという奇跡

試行錯誤、自問自答した結果、個人(家族)で始めた、野良猫のTNR活動。 雄2匹を手術した後のある日、近くを通っていると目に飛び込んできた「のらねこ不妊手術クリニック」の看板。 なんというタイミングか!と驚いたのですが、やはり娘も同じ思いだったらしく、そのクリニックのことを、すぐに言ってきました。 ちょうど雌1匹の不妊手術を急いでいた時でしたので、獣医師さんやスタッフさんと話をして、なんとか9月1日の開業の日の夕方、ケージに収容することができ、手術をお願いしました。 前回

哀しい目を忘れられない ~ 動物の遺棄は、途方もない巨悪で、人の心に深い遺恨を残す

昨日、2021年6月15日、長崎新聞に衝撃的な記事が掲載された。 ​「悪質だ」子猫4匹をごみ袋に遺棄 長崎の集積所で発見 里親探す 6/15(火) 10:31配信 ごみ袋から救出された4匹の子猫=長崎市江川町(R&G長崎の保健所の命を救う会提供)  ”長崎市江川町のごみステーションで13日朝、生まれて間もない子猫4匹がスーパーのレシートなどと一緒に市指定可燃物のごみ袋に入れられ、捨てられているのが見つかった。同市のボランティア団体「R&G長崎の保健所の命を救う会」(浦川

「私の高校生活は、1095日から成る、失望の日々だった」と卒業文集に書いた同級生がいた・・・

これを書いたのは、一度も同じクラスになったことの無い、同学年の女子。 3年の時、隣りのクラスで、時折見かける彼女は、静かだけどいつもニコニコと笑っている、笑顔のかわいい美人だった。 しかし、同学年の約360人が書いた文集のコメントは、自分を含め、ウケ狙いの、「いかにも」といったコメントばかりで、こういう真面目なことを書いたのは、他に誰もいなかった。 しかし、今でもこの彼女の言葉はしっかりと心に焼き付いている。 その通りだった。 他者より1点でも多く点数を取り、少しで

私は宗教は持たないが、目に見えないものを信じる

この手の話を胡散臭いと思う人にとっては全く意味の無い話。 亡くなった対州馬、ひん太の牧草地の横に住む地主さんに、ひん太のオリジナルカレンダーを進呈するために、バイクで向かっていた時のこと。 いつもの小径に差し掛かった時に「あれっ!?」と思った。 すぐ横を、ひん太がいっしょに歩いている気配がありありとしたから。 もう何度も通っている道だけど、そんな感覚になったのは、その時が初めて。 「え、ひん太来たの?」とかしか思わなかった。 地主さん宅を訪ねると、ちょうど出掛けよう