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少しラクに生きるためのヒント

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#登校拒否

「いい学校」の条件とは

①自分ひとりで学ぶ環境と時間帯が保証されている ②座学と並行して、同等かそれ以上の自分の興味関心をベースにしたソリューション力を発揮できる学習体系が保証されている ③「仲間との遊び」が構築できる交流の場と雰囲気及びプログラムを持っている *** まず基本として、「児童扱い」「生徒扱い」といった差別的な扱いをされず、「生命ある存在」として尊重されることがあってのことだが、現在も尚、その基本が確立されているとは言い難い。 何より学校はポジティブな意味で「自由」でなければ

子育てに「過干渉」があるのではない。「一個の人格として尊重しない子ども扱い」と「人格を尊重しつつ、関心を持って接する扱い」があるのである。

ラジオを聞いていると、「お悩み相談」コーナーで、母子家庭の母親の父、つまり子どもにとっての祖父から相談があった。 孫は、中学1年の女子なのだが、学校で友達ができないという。 孫は、祖父に「友達ができなくて、寂しいんだよね」と打ち明けたという。 祖父はそのことをとても心配しているのだが、周りの祖母などは、「過干渉だ!」と気にしていないが、どうしたものか?という内容。 コメンテーターの脳科学者は、いろいろアドバイスをされておられたが、その内容よりも、私は「過干渉」という言葉

いじめ、嫌がらせ、ハラスメント、登校拒否、出社拒否、ひきこもり、うつ、戦争を1つの繋がりでまとめる ②

「いじめ」「いやがらせ」「仲間外し」「集団無視」「ハラスメント」が、「~される側」の問題では無く、「~する側」の問題であるのに、「~する側」に対する教育がなされないので、それらの問題が改善されることなく、「~された側」は、下手すると一生涯、そのトラウマを引きずる。 そこで「登校拒否」「出社拒否」「ひきこもり」「うつ」という負の連鎖が始まるケースが少なくない。 繰り返しになるが、「~する側(そのつもりはなくても、結果的にしてしまっている側」を教育するプログラムが組まれない限

いじめ、嫌がらせ、ハラスメント、登校拒否、出社拒否、ひきこもり、うつ、戦争を1つの繋がりでまとめる ①

「いじめる」「いやがらせをする」「仲間外れにする」「馬鹿にする」などは、いずれも「~される側」の問題では無い。「~する側」の問題なのである。 しかし、現実はどうか? 精神的、肉体的苦痛を受けたとして実害が出て、「問題だ!」として動き出すのは、ほとんどが「~される側」からではないだろうか? それもそのはずで、「~する側」の心理状態としては、特に「何も感じていない」か、むしろ「快楽をおぼえる」というものだからである。 だから被害を受けた側の訴えに基づいて、「なぜ、そんなこと

子どもが「学校(保育園・幼稚園)へ行きたくない」と言った時に

子どもが「学校(保育園・幼稚園)へ行きたくない」と言った時に、どうすればいいのか。 ①「子どもあつかい」をしないこと ②人格のある人間として尊重すること ③子どもに興味を持ち続けること ④①~③について、自分に原因を探してみること 誤解の無いように注釈をつけます。 ①に関して、「行かなければならないんだよ!」と問答無用で、登校・登園を促すことも、「行きたくないなら、いいんだよ」とすぐに肯定してやることも、「学校が悪いよ。他の子が悪いよ」とすぐに結論づけることも、全

「いじめ問題」は、「いじめをする方の問題」であり、「される方の問題」ではない。「不登校問題」は、「学校の問題」であり、「不登校をする生徒の問題」ではない

しかし、大抵の場合、問題を持っていない方の問題とされてしまうので、解決することは並大抵ではない。 解決するには、問題とされてしまう側の児童、生徒を「問題児(生徒)扱い」せず、一個の人格を持つ人間として接するだけでよい。 それなのに、多くの保護者や教師がそれを台無しにしてしまう。 つまり学校の教師は問題の当事者としての自覚が全くないので、解決の糸口を見つけられるはずがない。 保護者は、心配という「子ども扱い」により、知らない内に「いじめ」や「不登校」を悪化させる側に加担さ

親、特に母親が好きすぎて、不登校をするケースもある

かつて教師をしていた時代の、生徒のSNSを時々見ることがある。結婚してお母さんとなり、立派にやっている。 世の中の物事に対する価値観もしっかりしており、好感が持てる。 昨日のSNSを見ると、小学一年生くらいの娘さんが「学校へ行きたくない」と言い、一日母親と彼女が開催するヨガ教室へ参加したとのこと。 学校に対する連絡は、「学校へ行きたくない」というもので、学校側では「不登校の始まり?」と大いに警戒するところなのだが、母親の方はいたってケロッとしている。 このケースは、あき

いじめと不登校、ひきこもりを克服するには

◎特別扱いしないこと。その他、「子ども扱い」など「 ~扱い」しないこと。 ◎リスペクトすべき存在として接すること。 この2つです。 「なんだそれ」と思われるかもしれません。 しかし、この2つが身近な家族、保護者ができていないことが大半です。 私の旧友は、子どもをやっと授かって、その子が小学校に上がる時に、「何かあったら心配だ」「後で後悔するよりはいい」と言って、毎朝登校する息子の後をつけました。そんなことをすると、逆効果で後に不登校にでもなって、我が子を苦しめること

そもそも日本以外の国では、不登校という概念がそんなに無いし、深刻な問題ではない

そもそも、このnoteだって、「こう書かなきゃならん」とか、「こんな風に書いたらマズい」なんてことはありません。 倫理的、道徳的な問題がなけりれば、好きなすればいいでしょう。 でも、日本人はすぐ、「他から、どう見られているか」を気にしますね。また、とやかく言うところがありますね。 前置きはさておき。 「牢獄?」のような田舎の高校暮らしから、北関東の教員養成大学にやっとこさ進学して、再び落ちこぼれ、自主ゼミナールで出会ったのが、オルタナティブ(別の道、やり方)教育学、あるいは