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チームの意義、働くことの楽しさ(映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」を観て)

あまり期待せずに観た映画が、ものすごく良かったということがある。

映画「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」は、まさにそんな感じ。

ワクワクすることが仕事になる

もともと働いていた格調高いレストラン。しかしオーナーの意向で新作を作れず、マンネリを感じてしまう主人公。最終的に仕事を辞め、フードトラックでキューバサンドを売る「商売」を始める。

マイアミでキューバサンドを食べ、その美味さに感動した主人公が、「あなたならもっと上手く作れるわ」と元パートナーに言われて一念発起の創業をする。

ツテを頼り与えられたフードトラックは埃を被り、なかなかタフな清掃をしなければならない。

だけど、それも含めて楽しくてたまらない。

自分で考え、自分で作る、最高の料理。

裁量権を自ら手に入れた主人公のワクワクが伝わり、仕事の醍醐味を疑似体験することができた。

スモールビジネスの鑑

そんなこんなで始めたスモールビジネス。チームは主人公を含めた3人。前職の陽気なシェフと、主人公の息子だ。

料理担当は腕のあるシェフなのだが、それで商売が成立するわけがない。なんとデジタルネイティブな息子が、SNSを使って良い感じにプロモーションするのだ。それで行く先々でたくさんのお客さんがやってくる。

また元同僚は陽気なキャラクターで、何事もポジティブでチームを盛り上げる。

こういうチーム感、特に創業期は大事だよなあと思うのだ。

息子と商売しながら旅をする

息子の夏休み、普段は離れ離れに暮らす息子とフードトラックで旅をする。(元パートナーが普段は育てている)

主人公は商売を通じて、社会に対してオープンになっていくのだが、同時に息子との距離も縮めていく。

何より最愛の息子と旅ができる、そのかけがえのない時間の濃さに羨ましさを感じつつ、まだ未就学児の息子たちとの将来を想像してしまって、泣けるのだ。

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ということで、めちゃ楽しめる映画です。Netflixなどで、ぜひご視聴ください!トレーラーだけでもグッときます。

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