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限られたパイを奪うのでなく、需要そのものを創り出す〜新しいパンの経済圏〜

パンのサブスクリプション「パンスク」で一時期話題を集めた株式会社パンフォーユーが、どんどん新しい仕掛けに挑戦しているようです。

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株式会社パンフォーユーは、パン屋が抱える販路拡大や運営面の課題をDXによって解決するスタートアップ企業だ。独自の冷凍技術とITのノウハウを掛け合わせて、パンを媒介にした新しいエコシステムを作ろうとしている。

僕が彼らのことを知ったのは、ちょうど昨年の今頃だった。

コロナウィルス感染拡大が始まろうとしたタイミング、まだステイホームとは言われていなかった時期に始まった個人向け配送サービスは、時代を先取りしていたと言える。

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配送料の問題や、近所のパン屋さんが営業を続けていたこともあって、僕自身はサービス利用には至らなかった。なのでパンフォーユーの事業のことはすっかり忘れていたのだが、2020年以降、PR TIMESに月に3〜4度のリリースを発信しており、かなり意欲的に事業拡大を図っていたことが分かる。(素晴らしい)

今回noteで紹介したのは資金調達のリリースだが、これをきっかけに、日本国内のパンの流通網を拡大していくことは間違いない。

彼らが素晴らしいのは、限られたパイを奪い合うのでなく、家庭やオフィスに改めて「パン」を提案し、需要そのものを創り出そうと考えている点だ。

事業の目的は顧客を創造すること」とはP.F.ドラッカーさんの有名な言葉だが、まさにその考えに即して、事業を生み続けている。

遅まきながら、彼の挑戦を応援していきたい。

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