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他者との比較

今日から世間は新年度。

長男は小学校入学に向け学童に通い始めた。

これまで長男が過ごしてきた保育園は少人数のクラスが多かったので、1〜6年生がズラリと揃った学童は、環境的にも随分と違う。夕方に迎えに行ったとき、明らかに疲弊した表情の長男を見て、「ああ、揉まれてきたんだな」と感じた。

学童の話を聞いていたら、長男がポロッと「ぼく、けっこう難しい勉強やってるんだって分かった」と口にした。長男に持参させたのは「ひきざん」のドリルで、周りを見渡すと「ひらがな」をやっている子たちが多かったらしい。

習いごとには通わせていないけれど、自宅学習の一環で、1年前から本格的にドリル学習をスタートさせていた。まずは運筆の力をつけ、少しずつ「ひらがな」や「すうじ」に慣れさせていく。1日数ページ、継続していった結果、1年間でやり遂げたドリルの量は段ボール2箱分を超えていた。

本人の頑張り、それ以上でも以下でもない。

学童で、同年代がどんな勉強をしているのか知れたことは、本人にとって新鮮だったろう。もちろん他者との比較によって勉強のモチベーションが上がったとて、それが何だという話なのだけど。

でもきっと、こんなふうに、少しずつ他者との比較という、何とも頼りない物差しが寄る辺になっていくのではないだろうか。

足の速さ、給食を食べるスピード、授業中に手を挙げる回数、バレンタインデーでもらうチョコの数、何匹のポケモンを言えるか……

物差しは、やっぱりきちんと測れるものが良い。でも、頼りない物差しだったとしても、成長していく中で何かしら「寄る辺」として機能するなら、それでも良いと思えている。

これから、長男や次男はどんなことを学んでいくのだろうか。楽しみで仕方がない。

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