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編集補記(Yoshiyuki Hadaさんエッセイ|ふつうごと)

Webサイト「ふつうごと」で毎週公開しているエッセイ企画 #愛を語ってくれませんか

今月は、現役の教師であり経営者の、Yoshiyuki Hadaさん(以下「羽田さん」)に寄稿いただいた。

羽田さんは金融業界を経て、35歳で教員を目指す。いまは教壇に立ち、高校生を相手に社会科の授業を担当しているそうだ。また「非常勤教員による教育関連事業」を展開するon-shi-on株式会社の経営も行なっている。

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もともと僕は、羽田さんとの面識がなかった。友人(羽田さんの弟)をきっかけに、羽田さんのことを知り、羽田さんのやろうとしている事業に興味を持ったのが始まりだ。

羽田さんが更新するnoteも面白かった。テーマの選び方にユニークさを感じたし、何より文章の面白さに舌を巻いた。(ちょっと偏見も混じるが、情熱を持った方で、文章がめちゃ面白いという人にあまり出会ったことがない)

「ふつうごと」のエッセイ企画も半年が経過した。

羽田さんの前に書いてくださった6人の書き手の皆さんは、直接の知り合いだ。最初の「はじめまして」の方だったこともあり、依頼前はかなり緊張していたのを憶えている。

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結果的に、いただいた4本のエッセイは、どれも本当に素晴らしいものだった。羽田さんがエッセイで言及されていたのは「カノジョ」。恋愛を皮切りに、現在の羽田さんが形成されるまでの話を書いてくれた。

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1ヶ月間、エッセイ執筆に関するやりとりを羽田さんと行なった。

本日、羽田さんの最後のエッセイを公開した。そこで自分に残った正直な思いは、自分自身の至らなさである。

サイトを運営し、書き手と向き合う責任の重さ。

これまで書き手の皆さんは、素晴らしい文章を寄せてくれた。でも僕は、それ以上の貢献ができていない。そう強く実感したのだ。

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Webサイト「ふつうごと」は、世の中の「ふつう」を伝えるWebサイトだ。「ふつう」という価値観は一定でなく、その価値を伝えていくには時間がかかる……。

そんな言い訳を胸に、読者に届けるための施策を全く打っていなかった。

羽田さんと初めてオンラインMTGをしたとき、Geumさんのエッセイの感想を述べてくれた。

それから何度か、「もし読者から感想やリアクションがあったら教えてほしい」という要望をもらった。それは、書き手として当然気になることであるはずなのに、僕はその辺りの設計にまるで無頓着だったように思う。(知り合いから「〜〜」という感想があったと伝えるのが関の山だった)

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編集という行為を通じて、書き手の皆さんから「良いエッセイを書くことができた」と言っていただいて満足していた節がある。

でも、それはあくまでスタート地点に立ったに過ぎない。僕には、もっとやるべきことがあるはずだ。

羽田さんとの共同作業を通じて、そのことを深く痛感した。もう少し時間はかかるかもしれない。でも、羽田さんの要望に必ず応えたいと思う。

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間もなく5月が終わる。

来週は、また新しい書き手に寄稿いただく予定だ。次の更新は6/3(金)を予定している。

Webサイト「ふつうごと」は、これからも、世の中の「ふつう」を伝えていきます。ぜひ定期的にチェックいただけばと思います。

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