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Z世代に話題のアンチSNS「BeReal」の勢いがすごい!

はじめまして。デザイナーのhoriseiです。

「BeReal」の流行

みなさん、「BeReal」はご存知ですか?
実は自分も最近、newpeace Inc. の田中理那さんの記事を見て知りました。

↑とても面白かったので、自分でもいろいろ調べたり、考えてみたのを今回まとめてみました!

「BeReal」は2020年にフランスで発祥した新しいソーシャルメディアです。
今、フランス・イギリス・アメリカのZ世代を中心にとんでもなく流行しています!
なんと、もうすでに5,000万ダウンロードを突破したとのことです。
「Instagram」や「TikTok」の次に来るSNSとして大注目されています!

「BeReal」って何ができるの?

「BeReal」の機能は非常にシンプルです。
1日に1回ランダムな時間で通知されてから2分間以内に自分自身を投稿する。それだけです。
加工などのオプションもなく、前面カメラと背面カメラで同時に撮影された画像がありのままの状態で仲間や世界中の人にシェアされます。

旅人や特殊な職業の人の投稿は面白そうですよね。
また、自分が投稿しないと他の人の投稿が見られないという制約もあります。「遅れての投稿」や「やり直して投稿」することもできますが、その投稿には「何時間遅れて投稿されました」「何回撮り直しました」というのも込みで公開されてしまいます。ありのままをシェアするための制約が徹底されています。

「BeReal」はどんな投稿がされているの?

こちらのアカウント↓では「BeReal」で投稿されたおもしろ画像が更新されています。いくつかご紹介します。

https://twitter.com/bestbereals?s=20&t=EUz9TSjmcjltzsE82cKDAw

これからライブの人たちでしょうか。笑顔がいいですね。

これは救急車の中でしょうか。悲壮感漂います。。

こちらもトラブル。。タイミングすごいですね笑

こちらはハリーのライブ中ですかね!有名人の投稿も魅力の一つですね。

他にもいろんな投稿がされているので気になる方は覗いてみては!

こぞって類似サービスのローンチ!

各ソーシャルメディアで「BeReal」の機能を模倣する動きがあります。
「Instagram」では「IG Candid」という「BeReal」を模倣した機能を社内テストしています。「Snapchat」も取り組んでいるそうです。

そして「TikTok」。
「TikTok Now」という「BeReal」を模倣した機能が既に、
アメリカのユーザーに対してローンチしたようです!
実は「TikTok」内で「BeReal」で投稿したものをまとめてシェアすることも流行っていて、これがそのままアプリ内で完結できるのは他のSNSに比べてかなり優位かと思います。

ちなみに私たちが使用しているSNSは他のSNSの模倣とともに成長しています。なので、食うか、食われるか、はたまた仲良く一緒になるかといった具合に「流行」と「衰退」は如実に結果に出ます。
「clubhouse」と「Twitter」のスペースも「Snapchat」と「Instagram」のストーリーも勝つか負けるか、最終的によかったもの、ユーザーが選んだ方が勝ちなのです。

ちょっと脱線しますが、
最近はよく、SNSの「TikTok化」というのが話題です。
ショート動画の大流行で「YouTube Shorts」や「Instagram(Reels)」、「Facebook」、「LINE」もですね。また、「Twitter」も「TikTok化」の動きがあります。

最近、InstagramのTikTok化に海外のインフルエンサーが反発したことも話題になりましたね。
これはショート動画に対してというより、それぞれの好みにあった動画を正確におすすめしてくるTikTokのアルゴリズムをInstagramでも模倣しようとした経緯があったためでした。
反発されたのちMeta社はアルゴリズムの模倣を取りやめたと発表しました。

流行っているからといって単なるマネごとでは、
それぞれのSNSが持つ特性(ユーザーがInstagramに対して捉えている価値)から離れてしまいお互いに損ですよね。

話は戻りますが、各SNSがこんなにもこぞって類似サービスを展開しているほど、「BeReal」の爆発的な流行がうかがえます!(無理やり舵を戻す…!)類似サービスの導入が今後どう影響していくのかも注目です。

SNSの変化はアンチテーゼとともに

先ほど、模倣とともに成長なんて書いていましたが、
SNS変化は既存のSNSのアンチテーゼから生まれていると自分は考えています。
「Instagram(ストーリー)」は24時間限定投稿という「Twitter」のアンチテーゼ。「TikTok」は長尺な「YouTube」のアンチテーゼ。そして、「BeReal」は加工しないありのままをシェアするという「Instagram」「TikTok」(もはやSNS全般)のアンチテーゼです。

SNSのアンチテーゼによる変化の図

急ですが、SNSって疲れますよね。
スクリーンの見る時間が増えればうつ病のリスクも高まり、メンタルヘルスが悪化するZ世代も増えてきているのが現状です。
デジタルデトックスなんて言葉も流行りましたが、なんだかんだSNSやめられない人も多いかと思います。(自分もそうです。)
そういった背景もあって、「BeReal」は開発されたかと思うのですが、
他のSNSの変化も同様のアプローチのように思えます。
今では、「グーグル検索」に代わって「SNS検索」をする人も増えています。SNSに依存していく流れの中、SNSから離れたい人のためのSNSというのも面白いですね。
だからこそ、アンチSNSをうたう「Bereal」がZ世代に流行しているのかもしれません。
今後のSNS全体がどのように成長していくのか楽しみです。

おわりに

友達と雑談しながら整理してまとめてみたのですが、「BeReal」の生まれた背景であったりSNS全体の動きであったり、結構学びになることが多かったです。
「BeReal」は日本で流行るのでしょうか。自分も使ってみたのですが、身近に利用している人がいなかったのでもうフェードアウトしそうです笑
(発信しておいて…申し訳ない笑)

今回の記事で気になった方はぜひダウンロードして使ってみてください。

さいごに自己PRになりますが、
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最近は生成AIの投稿が多めです。「BeReal」についての感想などもいただけると喜びます!

過去の記事の紹介です。
デザイナー視点で生成AIの検証をしているのでよかったらご覧ください。


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