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【ウエルビーイング】③

Well-beingの意味

ウェルビーイングが初めて言及されたのは1946年のこと。世界保健機関(WHO)設立にあたって考案された憲章に含まれています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気ではないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいいます。

社団法人 日本WHO協会「世界保健機関(WHO)憲章」より

『ウエルビーイングの設計論』
ラファエル•A•カルヴォ/ドリアン•ピーターズ 著
監訳:渡邊淳司/ドミニク•チェン
デザイン:waonica
BNN (2017.01.24)

国家の富がウエルビーイングの指標にならないと同じように、テクノロジーの進歩・普及が個人や社会のウエルビーイングの向上を意味するわけではない。
p.14

ポジティブな感情

“Wow” ワオ!!

喜び、歓び、他者との繋がり、畏敬、自尊心、愛 といったポジティブな感情の共有をデザインする。(されている)

快楽主義 (hedeonism) とWell-being
喜び:遊び心や創造性への意欲
興味:探求や学習への意欲
誇り:成し遂げた事を他者に知らせたいと云う意欲
満足:体験したものを新しい世界観や自己感に反映したいと云う意欲
愛:愛は複数のポジティブな感情が組み合わされたもの
pp.143〜165.

動機づけ

内発的動機づけ:それ自体が面白くて楽しいから何かをしている
外発的動機づけ:課題とは別の成果が生みだされる
pp.171〜176.

マズローの欲求階層説

生理的な欲求
安全の欲求
社会的な欲求
尊重の欲求
自己実現の欲求

pp.176〜178.

気づきと慈しみ

「あなたが考えることが、あなた自身を形づくる。あなたの思考こそが あなたのすべてなのだ。あなたの思考から、あなたの世界が作られる。」
Gautama Buddha ゴータマ・ブッダ

自省:self-examination
内観:introspection
自己への気づき:self-awareness

自己への気づきと内省を支援するための原理
・落とし穴を理解する
・テクノロジーの限界を認める
・あらかじめ決められた事に執着しない
・デザイン設計をする
pp.203〜229.

マインドフルネス

・注意:attention
・気づき:awareness
pp.233〜259.

共感

・他者と情動の共有
・自己と他者を混同しない意識
・他者に対する柔軟性
・情動的反応を制御する 
・共感とアート
・喜びの共感
pp.263〜289.

思いやりと利他行動

・共感 → 思いやり → 利他行動
p.300 図10-1 参照

・関連性と類似性
・目標の一致と公正さ
・対処出来ると云う自信と能力

pp.295〜323.

ウエルビーイングの先にあるものは

・人は、とてつもなく複雑で、変わりやすい
・プライバシーとセキュリティ
・暮らしとウエルビーイング

▶ コントロール
・自律性
・動機
・バランス
pp.329〜360.

【ウエルビーイング】①
【ウエルビーイング】②
【RISTEX公式サイト】
関連

ウエルビーイングと利他

『「利他」とは何か』伊藤亜紗 編
中島岳志 若松英輔 
國分功一郎 磯崎憲一郎 
集英社新書 (2021.03.22)

「利他」とは何かを考える

【Note】2021.04.28.

2022.02.27.

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