『地域衰退』を読む
▶ はじめに
第1章 pp.1〜21.
地域の衰退が どのくらい進んでいるのかを各種のデータで説明されている。
第2章 pp.25〜58.
・地域に雇用を生み出してきた製造業の企業城下町の終焉
・リゾート法の制定とリゾート開発から地方自治体の財政危機(破綻)
・補助事業から単独事業へ政策変更された建設業の衰退
第3章 pp.63〜94.
・基盤産業を失った地域
・サービスの経済化と地域の衰退
産業分類の第三次産業、とりわけ医療、教育、社会福祉分野や情報サービスの経済化(経済の効率化)が地域の衰退に拍車をかける
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これからが、人口集中の切っ掛けとなる。
【経済効率と労働力の流出】
第4章 pp.99〜129.
規模(スケールメリット)を追求する経済の問題点
【B面の岩波新書より】
【参考図書】
『スモール・イズ・ビューティフル・ピープル』
E•F•シューマッハー
▶ Note【人間中心の経済学】E•F•シューマッハー
『スモール イズ ビューティフル』
E•F•シューマッハー 著
小島慶三・酒井 つとむ 訳
講談社学術文庫 (1986.04.10)
【Note】2021.03.22.
【人間中心の経済学】E•F•シューマッハー
人間と云うものは、小さな、理解の届く集団の中でこそ「人間」でありうるのである。
▶ 価値観の転換
第5章 pp.133〜170.
・人々が生きていくために必要な社会サービスを確保する
・国による政策誘導を やめる
・容易ではないが 地域に産業を興す
・分権分散型国家をつくる
【ブックレビュー】
なぜいつまで経っても地方に「景気回復の温かい風」は届かないのか。長野県須坂市、同県王滝村、群馬県南牧村などの事例を通して、製造業、リゾート、建設業等、基盤産業の衰退後に地域が辿ってきた「衰退のプロセス」を詳細に検証。国の「規模の経済」に基づいた政策誘導が逆に危機を深刻化させている実態を明らかにする。
【参考資料】
この本を読む時に 参考資料として併せて読みました。
【資料】選択する未来
-人口推計から見えてくる未来像-
【資料】概観
【資料】
都道府県・市区町村のすがた(社会・人口統計体系)※」で整備された各種統計データ(人口・世帯、自然環境、経済基盤、行政基盤、教育、労働、居住、健康・医療、福祉・社会保障など)から、地域・項目を抽出した統計表表示、グラフ表示、ダウンロード等を行なうことが出来ます。
【資料】商店数
「2020年小売業販売を振り返る」
【資料】失業率
「労働力調査」
▶ 衰退のメカニズム
【資料】経済センサス
▶ 地域格差の問題点
▶ 規模の経済の問題点
【Note】翻訳書ときどき洋書@tuttlemori
「都市は無限に拡大する/持続可能な未来をつくるための代替案」
▶参考
【Note】田島悠史 @epitajim
『地域衰退』宮崎雅人 著
2021.09.02.