『縮小都市の挑戦』を読む
この本は「持続可能な都市を望むためには」と云う内容で、アメリカのデトロイトとトリノの事例から、いかにあるべきか?書かれています。
【都市空間計画と自治】
その交差するところを立ち位置に問題提起されています。
出版年は古い(2014年)ですが、限界都市化する地方都市を考えてみます。
序章 縮小都市
縮小都市の定義
人口減少や経済活動の衰退によって縮小する都市。
縮小都市とコンパクトシティ
縮小都市:都市のカタチを論じ、働き方や暮らし方を含む
コンパクトシティ:環境負荷の少ないスプロール化していない集約型の都市
※ スプロール化:都市の急速な発展により、市街地が無秩序、無計画に広がっていくこと。
第1章 デトロイト
(略)
第2章 トリノ
(略)
第3章 人口減少と高齢化
限界自治体:65歳以上の高齢者比率が50%を越える中山間地の自治体
限定都市化する地方都市
限定都市化:人口減少が急で、高齢化率が40%を超え、持続可能性の危機にある地方都市。p.195
【都市間連携について】
これまで「都市間競争こそ、効率を達成する最良の道である」と云う証明されたことがない、漠然と正しいと信じられてきたこと。p.207
【都市の成長から縮小へ】
① 隣接市に立派な音楽ホールが出来たので、うちも欲しい。p.209
② 固定資産税の増収期待から、大型店舗を誘致した。結果は、中心市街地からテナントへの入居や、中心市街地の空洞化である。p.209
③ 都市が成長する時代には、ムダを呑み込む余裕があった。p.209
『発展する地域 衰退する地域』
ジェイコブスの主張
都市の多様性
第9章 なぜ後進都市は互いを必要とし合うのか
【総務省】定住自立圏構想
「まちづくり」machizukuri
革新的なコミュニティを孵化させ、養育する取り組み。
英訳:hatching and nurturing innovation community
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【岩波ブックレビュー】
【参考】
『建築と社会』2013.1月号
人口減少/高齢化時代の集約型都市構造
『龍谷政策学論集』2013.3月号
変容する地方都市経営とその持続可能性、及び政策学研究
2023.06.22.
今後、加筆する予定です。