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Creepy Nuts さいたま新都心ライブと改編突破イベントのこと

堀越

Creepy Nuts One Man Tour 2019「よふかしのうた」HEAVEN'S ROCKさいたま新都心VJ-3に行ってきました。

Creepy Nuts のことは宇多丸さんとかオードリーのラジオで何となく存在を知り、オールナイトニッポン0を聞き始めたらご存じの通りクソ面白くて！曲も聞き始めたら当然素晴らしくカッコよいわけですよ。「HEAVEN'S ROCKの規模で観れるなんてこれ絶対最後やわ！」とチケットを押さえた後に『日本一のラッパーと世界一のDJ』というこれ以上ないキャッチーな二人組となってしまった！本当にチケット買っておいてよかった…。

ライブで聞けた主な曲一覧

１曲目はもちろん　“まずは今日の空気、今日の客”「板の上の魔物」

ツアータイトル「よふかしのうた」

さぁ合法的に飛びますよ「合法的トビ方ノススメ」

MVも最高「みんなちがって、みんないい」

みんな超盛り上がってた「助演男優賞」

指先ひとつで鬼退治「教祖誕生」

ライブで聞いて改めて好きになった「トレンチコートマフィア」

Rさんのこの曲につなげる前のMCは熱かった「未来予想図」

名曲「朝焼け」

MC①と聖徳太子ラップ

最初はみんなから「世界一おめでとう！」の声が上がり、DJ松永のDMC世界一についてRさんから説明。目の前にいる人達、日本一と世界一なんだな。マジですごいっす。

Rさんの聖徳太子ラップのお題は「西武ライオンズ」「ゴールデンボンバー」「黒縁メガネ」「DJ中村」「給料日」「喫煙所」など全部で8つ。

ゴールデンボンバーのお題を出した方は人形を持ってライブ参戦していて、Rさんと松永さんも「怖いけど・・・あの人行っとく？」と指名。持っていた人形について聞いたら何とゴールデンボンバーの人形だった！Creepy NutsのライブなのにRさんでも松永さんでもないというトリッキーさ！

自分で思い浮かんだお題は、DMCでロンドンから中継した時のANN0で話題になった「コカイン」とか口に出せない言葉ばかりで手を上げられなかった…無念。

MC②　みんなで歌うのがラップの真骨頂

「みんなにマイク向けるから歌ってよ！ラップは書いた人の言葉だけど、みんなの言葉でもあるから！」とRさん。「そんなこと言ってこの間のライブでは途中からマイク向けるの忘れてたじゃんw」と松永さんからツッコミ。でも周りのみんなマイク向けられたらしっかり歌ってて「あぁホントにみんなの言葉だ」と地味に感動。

DJ松永が坂口健太郎に見えたマジック

今回、ステージ向かってやや右のDJ松永さん寄りで観てたんですけどね、スポットライトが当たり松永さんがすげーカッコよく見える瞬間があって。ライトで顔の印影が少し変わると坂口健太郎に見えたんですよマジで！

DJ松永と坂口健太郎似てる説を調べたら誰も言っていなかったですけど、ライブ中はそれほどカッコよいということで。でもこのツイートには死ぬほど笑った。

体調不良で中座した話

ライブ当日、頭痛がありマスクして行ったんです。ライブ始まってから何とか夢中で楽しんでいたんですが、最後の方で血の気が引く感じがしてきて「まずい、ここで倒れたら色々な人に迷惑がかかる…でも最後まで聞きたい…」と悩みまくり、結果「朝焼け」が終わった瞬間に会場を出ました。多分あと数曲だったのだと思うけれど、初Creepy Nutsライブは残念ながら途中退場となりました。「生業」聞きたかったよ…。

お客さんの反応

ライブで周りにいた人たちは20代のカップルとか女の子、友人同士と思われる10～30代男子なども多かったです。二人が登場したら女の子が「キャーッ、ヤバ、超かっこいい！」と言ってて、そうか、Creepy Nutsはキャーッと言われる対象なのか！とハッとしましたね。私はANN0から入っているので「うぉー本物だ！MixChannelのまんまだ！」とちょっと違う反応でしたが「天才が目の前にいる！」とマスクの下の表情は大興奮でした。

オールナイトニッポン０改編突破祈願イベントのこと

2020年2月9日　Creepy Nutsのオールナイトニッポン０ THE LIVE 2020〜改編突破 行くぜ HIP HOPPER〜が開催されることが発表されました。

これを受けてリスナーからは「既に改編突破が決まってるのにイベントやるんじゃねぇか？」とか『吠えると叶う』を逆手に取った商売じゃないかという疑念が出てて笑いました。「いや、ニッポン放送の決め手の遅さハンパないから！」と否定していましたが、番組の人気度を証明する為のイベント開催というのが大きな流れになってきているんだなぁということをヒシヒシと感じまして。

オールナイトニッポンだけでいえば、岡村さんの横浜アリーナ、オードリーの武道館、佐久間宣行の本多劇場と番組イベントが乱立してます。佐久間さんのイベントは1万通の応募があったといいます。佐久間さんのラジオは私も毎週欠かさず聞いていて、絶対2020年4月以降も続けてほしい番組です。けれど、SNSでどれだけ盛り上がっていても番組打ち切りを決めるのは放送局。これまでどれだけリスナーが悲しい思いをしてきたことか…！

朝井リョウと加藤千恵のオールナイトニッポン0

2015年度金曜2部でレギュラー放送していた番組。小説家と歌人の二人のクレージーな話が大好きで大好きで。「こんな面白い二人の番組を終わらせるわけがないっ」と改編突破を願っていたけれど、あっさり番組終了してしまいました。この時ほどニッポン放送を憎んだことはありませんでしたよ…！。その後、真夜中のニャーゴに月1回で引き継がれましたが、ニャーゴも終了。

二人とも「深夜のラジオはキツイ」と言っていたのであのまま続けるということは難しかったのでしょうが、違う時間帯でも二人の話を聞きたかった。朝井さんはその後高橋みなみさんと番組を始めてニッポン放送にハマり続けていますけどね。

つまり、数年前まではリスナーがいくら願っても番組はあっさり終了して、それを見ていることしかできない時代だったのです。もちろんSNSの反応を番組編成の方は隈なく見ていることでしょう。でもそれを数値化することは難しい。一方、番組イベントは目に見える実績を残すことが出来る。リスナーがお金を出して労力を使い会場まで出向き「この番組が好きなリスナーはこれだけいるんです！」という意思表明を出来るようになったということです。これ、すごいことですよね？

私も今回の番組改編突破祈願イベントのチケット応募しました。

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11/2追記　抽選落ちました…ｳｿﾀﾞﾄﾞﾝﾄﾞｺﾄﾞｰﾝ！

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なんか救われる気持ちになるCreepy Nuts

「たりないふたり」だった二人は「マンガみたいな夢を実現したふたり」になりました。世界一って金メダリストと同じだからね。国民栄誉賞とかもらえちゃうかもしれないレベルよ？

Rさんが「未来予想図」前のMCで「二人ともHIPHOP冬の時代にラップを好きになり、好きだけでこれまで続けてきた。今のこの恵まれた状況が続くとは全く思っていない。でもそうなっても好きなことを続けていたい」と話していました。

これからのCreepy Nutsはさらに露出が増えて、冗談なしで紅白歌合戦の出場とかもあり得るかもしれない。HIPHOPをさらに浸透させてくれるのはこの二人でしょう。それだけのスキルとキャッチーさと親しみを兼ね揃えた人はいないから。

ラップとDJが大好きな二人が、好きなことを続けて、突き詰めて生業としている。それだけでなんか救われる気持ちになるんだよね。二人が好きなことをしている姿を見続けていけるように出来ることはしていくぞ。

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