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最近の気づき、複数の顔を持つこと

ひっっっっさしぶりのNote。最近気づいたことをとにかく綴ってみる。

私は、観光・インバウンド業界向けメディアの編集長をしている。
編集長という肩書はいただいているが、サポートしてくれるスタッフはたくさんいるものの、「編集者」はいない。いわゆるプレイングマネージャーというやつだ。
もちろん、協力者はたくさんいる。
一番強力なのは、Kさん。週に2本記事を挙げるというミッションをもって、定期的にリサーチをして記事ネタ探してくれる。
ただ、新しい企画を考えて、取材を依頼して、ライターさんに発注して、原稿確認をして、、、という核となる部分に取り組んでいるのは、私一人だ。

そして、結構これがしんどい。
私は決して視野は広くない。どちらかというと、1つの物事に集中するのが得意で、突き詰めたり深掘りする方が、どちらかというと好きだ。
そして、とにかくこだわりが強い。
だから、1本の記事を作るにも、かなり時間がかかってしまう。

とはいえ、そのこだわりを捨てられない。けっこうずっと悩んでいる。

そして、メディアを運営しているからか「取材してほしい」とよく打診を受ける。
先日、こんな出来事があった。

同郷の1人で、同じ業界で活躍する活躍から「独立した」という報告が来た。
彼に対して「おめでとう!ぜひ話を聞かせてほしい」と返事をした。
そうしたら「ぜひ、メディアに取材してほしい」と返事が来た。
私はその一言にもやっとしてしまったのだ。
その時に感じた「もやっと」が何か、うまく言語化できなかったのだが、時間がたった今、なんとなくわかる。

1つ目に、「あ、これは、メディアに取り上げてほしいという旨の連絡だったのか」と感じたこと。
相手の意図がどうかは分からない。けれども、メディアの編集長である私に対しての打診だったのかと受け取ったということだ。
「そもそも取り上げてもらいたいのであれば、『取り上げたい』と思えるだけの情報を提供してくれよ」とか、口の悪いは私は思ってしまう。

きっと他の人にも送っているであろう、紋切り型の定型文を送ってきて「記事にしてほしい」と言われても、想いに重きを置く私の心はほとんど、動かない。

もっと、私が取り上げたいと思える情報をよこせと、なんて口の悪い私は思ってしまったのだ(笑)
ただし、それを相手に言うわけにもいかない。👍ボタンを押すだけ押して、返事はできなかった。

でもそれから時間がたって、ふと気づいたことがある。
『もっと取り上げたくなる情報をよこせ』というのは、ただのひがみだ。
本当のところは、そうではない。

ちょっと、寂しかったんだ。メディアの編集長である以前に、私は一人の人間だ。「編集長」という肩書ではない、一人のアイデンティティの人間でいたかったのだ。

もちろん、常に何かしらのラベルはつく。親としての自分、子供としての自分。夫や妻としての自分。いろんな側面があるが、私は、一度「編集長」という肩書を脱いで、違う鎧を着た自分として、誰かに貢献したかったんだということに。

仕事は好きだ。常に仕事のことを考えているし、仕事人間だと我ながら思う。
でも、仕事が人生の9割以上を占めるのも、自分にとってはバランスが悪いんだ。
仕事の時は仕事を頑張る。でも、そうでない時間や場所も持ちたい。ただのんびりとするのではなく、何か志や目的を同じく持つコミュニティに入って、そこで役割やミッションをもって誰かに貢献するということ。
仕事の顔1つじゃダメなんだ。2つ以上のいろんな顔を持つ「私」が存在して、そこでいろいろな人とかかわりあいながら、コミュニティなり人なりに貢献していく。

そういえば、私の人生は、物心ついたときから、いろんなことをやる人生だった。
中高生は、部活と仕事を頑張ってきた。大学生は、バイトしながら部活を掛け持ちしたり、留学していた時も、ドイツ語と英語を勉強してきた。
社会人になっても、仕事しながら副業したり(こっそり)、ボランティアしたり、朝活したり、読書会開催してみたり、とにかくあれこれ沢山のことに手を出す人生だった。
どれも中途半端だと落ち込んだ時もあったけど、それが結局私なんだと思う。
だから、これからも人生あれこれ手を出して、中途半端を良しとして何でも面白いと思ったものには乗っかる人生にしよう。

そう思えた1日でした!
気付きをくれた友人にも感謝です!



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