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備蓄法の一つの工夫

【備蓄の大切さ】


現在、「新型コロナウイルス」が世界的に感染を拡大しています。

これを阻止するため、イタリアをはじめとするヨーロッパ各国やアメリカ、オーストラリア、フィリピン、インドなど様々な国が、人の移動を制限したり企業活動を禁じたりする「ロックダウン(封鎖)」に踏み切っています。

封鎖された国では、食料品や日用品などの生活必需品の入手が困難になっています。

人が店に殺到して商品棚が空になる状態が続いたり、入場規制を実施する店もあり、買い物ができるまでに数時間、待たされることもあります。

また、労働力や物流設備の不足により、食料品を供給すること自体が困難になっている国もあるようです。

◇ ◇ ◇

今後、日本でも同様の事態が起こらないとも限りませんので、必要に応じて「備蓄」をしておくことが大切かと思われます。

また、備蓄により外出の回数が減れば、それだけ感染リスクを減らすことにもつながります。

今回は、農林水産省が災害時を想定して作成した「備蓄ガイド」を紹介いたします。

備蓄ガイド

〈備蓄品の例〉
・水(飲料水・調理用水)1人1日約3リットル
・主食(炭水化物)・・・米、乾麺、カップ麺類、パックご飯等
・主菜(たんぱく質)・・・レトルト食品、缶詰(肉・魚)
・副菜・・・日持ちする野菜(玉ねぎ、じゃがいも等)、調味料・油、インスタント味噌汁・スープ、冷凍食品、乾物(梅干し、海苔、乾燥わかめ等)、野菜ジュース等

本ガイドでは、「一週間分」の備蓄を推奨していますが、新型コロナウイルスによって都市が封鎖された場合は状況が異なります。

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日用品については、以下を備蓄しておくと良いと思います。
(以前、お知らせした内容を再掲いたします)

・経口補水液またはスポーツドリンク、アイスノンや熱さまシート、常備薬。
→体調を崩したり、病院に行くことが困難になった場合を想定して準備。

・子供用おむつ、介護用品、その他生活用品。
→買い物に行くことが困難になることを想定して準備。

・ゴミ袋。
→ゴミ回収が遅れる場合があることを想定して準備。

・次亜塩素酸ナトリウム(キッチンハイター等)。
→テレビのリモコンやスイッチ等、手が触れる場所の消毒。

・消毒用エタノール。
→手指の消毒。

・使い捨てビニール手袋。
→外出時に着用し、手のウイルス付着を防ぐ。

感染症対策の備蓄は、電気・ガス・水道等のライフラインは停止しない前提ですが、感染症の拡大により人員が不足し、地域的・一時的に停電等が生じる可能性も考えられます。

ある程度の期間のライフライン停止に対処できるよう、食料品以外に「燃料(カセットコンロ、電池)」等も揃えておくと安心です。

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ローリングストック法

これは普段から少し多めに食料品や飲料水、日用品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量の備蓄をしておく方法です。

これを実践することで、日常生活に必要なものを常に一定期間分ストックすることができます。

また、こうした備蓄は、そのまま地震等の災害時の備えにもなります。

ぜひ、参考にして頂ければ幸いです。

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