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16.自己紹介1・・・社会人になって初めての挫折から学んだこと

こんにちは。不景気打破コンサルティングです。
これまで#就職活動をされているみなさんへ 記事をかいておりましたが、
ここで、自己紹介をしておきたいと思いました。

私は会社を4つ経験しております。
いろいろなターニングポイントでどのようなを経験したのか、またそこで何を学んだのか ということをお伝えし、それによって何か皆さんの気づきになればと思っています。
本日は1社目で学んだことをお送りします。

私は2005年、就職氷河期の末期にてなんとか内定を勝ち取り、某化学系の大学院修士課程を修了し、化学メーカーに開発として就職しました。
大学院というと聞こえはよいですが、修士の時代も研究はそこそこにテニスに明け暮れ、テニスがしたくて学生期間を2年延ばしにしたようなクチです。
正直研究の仕方などそこまでのレベルに達しないまま大学院を修了しました。

就職してからは当然力不足を実感します。
周りには名だたる大学院でばりばり研究をしてきた同期ばかりです。
持ち前の人当たりの良さと体育会系のノリで何とか大きなミスもなく仕事をしていましたが、ここで社会人第一の壁が立ちはだかります。製品クレームです。
もともと会社の先輩が開発し、その年の夏大々的に市場にアナウンスを行った画期的な新商品(接着剤)の技術サポートを先輩の異動とともに引き継ぎました。
その製品が冬場、どんどん剥がれるという不具合が発生するのです。

すぐに配合の改良検討を始めなければなりませんでしたが、正直1年目の、しかも大学院ですら実験をあいまいにしてきた人間です。配合検討などできる能力がそもそもありません。
しかも、先輩はすでに異動し聞くこともできない。他の先輩社員も新処方のため、アドバイスができない。営業からは「いつ改良品ができるんだ!」と毎週のように電話が来ます。
3か月という期間はあったのですが、完全に私の力不足(開発能力もないし、周りにSOSを出す能力すらない)で、まったく製品になりませんでした。
ついには、私は心を壊してしまいました。2か月間の休職です。

クレームが発生したころから、つねに自分を責め続けていました。「なぜ大学院の頃にしっかり勉強してこなかったのだ」「なぜ先輩にうまく聞くことができないんだ」「おれはもっとやれるはずなのになぜなんだ」休職中の1か月はうまく寝ることもできず、廃人のようだったと思います。
休職2か月目にはだいぶ寝れるようになり、気持ちも上向き、そのころからいろいろと反省ができるようになってきました。

有難いことに順調に回復後、復帰することができ、復帰プログラムも私のことを考えてうまく対応していただいたおかげで、まったく問題なく仕事ができるようになりました。関わっていただいた保険医の方や同期、先輩には本当に感謝しています。

今回の経験からいろいろなことを学びました。
・大学時代の体育会系のノリでは「限界を作るな!」という精神でやっていたが、仕事では全く通用しない。自分の精神状態と折り合いをつけながら進めなければいけない
・できないことはできないと伝えないと精神がやられる
・開発の一つ一つのステップをはじめから学ばないといけない
 つまり、学び続けることがとても重要である

この学びはこのエピソードの後、いろいろな場面で私を救ってくれました。
このような経験を社会人1年目で経験できたということは、本当に運がよかったのだと思います。次回以降、この学びがどこで発揮できたのかなど書いていければと思います。

次回は1社目のその後のアクションについてお話します。

本日はこの辺にしておきます。
皆さんの未来を応援しています!


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