どうして居酒屋のフードデリバリーがこけたのか?
フードデリバリーの参入が当たり前になり、成功事例もたくさん見られるようになったと思います。
本noteでも成功事例やご支援先での取り組みなどを書いていますが、今日はテストマーケティングからわかったとある失敗事例について。
失敗事例はまあ書きにくいです。笑
ただ、少しでも参考になることがあればと思います。
■業態:居酒屋
■規模:10店舗〜20店舗
上記の規模感の会社さんでもフードデリバリーに取り組むことに。
フードデリバリーといえば「専門店」の切り口で訴求するのが通例ですが、こちらはファンのお客様も多いので、「今の居酒屋メニューをそのままデリバリーしたらどうなるのか?」これのテストを行いました。
結果的に、ものすごく失敗しました。紙媒体の反響率で見るとそれがわかりやすいのですが、「0.003%」という結果でした。
緊急事態宣言が出ている時の反響率が「3%」とかなり異常値が出ていましたが、今はある程度落ち着いてきて「0.5%〜1%」くらいで推移しています。
それが「0.003%」でしたので、かなりニーズとかけ離れてしまいました。
改めて、フードデリバリーのニーズを把握すると、
・単品完結型の方が注文しやすい。
(例:ピザ!寿司!丼!オムライス!弁当!など)
・単品単価設定は800円〜1,500円。
(昼食や夕食を1,000円前後で済ませたい)
この辺りがマス層。つまりデリバリーで「食事」を楽しむのであって、おうちで居酒屋にするならば近くの飲食店に行けますし、何より近隣のコンビニでビールを購入するついでにたくさんのおかずがもっと安く多くの品揃えがあります。
お家での食事といっても、どの領域を狙っていくのか?これはフードデリバリーを展開する上でも非常に大切な視点でした。
それもあり、逆に専門店として展開すると問題なく売上は向上。
改めて、お客様のどのようなお困りごとを解決する事業なのか?ここは明確に組み立てて進めていかなければですね。
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