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一乗谷 朝倉氏遺跡

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私が、カメラのファインダー越しにみる一乗谷 朝倉氏遺跡を綴っています。
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霜が降りる

霜が降りる

越前一乗谷の
黄楊の葉いっぱいに
白くて小さな
結晶たちが
舞い降りた。

濃緑な素肌は
煌びやかな
衣装をまとう。

朝日を浴びて
煌めく衣装で
見る者の心を奪うが
瞬く間に消えてゆく。

儚さ覚える
朝の霜。

権殿の春

権殿の春

ここには、刀祢坂での織田軍との戦いで戦死した朝倉道景(童名:権ノ頭,朝倉彦四郎)16歳の屋敷があったとされる場所、権殿です。

武家屋敷跡にある梅花が見頃です。

朝倉始末記には、こんな風に記されているようです。
『朝倉彦四郎の首を提げて現れた犬間源三長吉に織田信長は、「哀れではないか。そちは生け捕ってくるならば忠節だが、少年の首を刎ねるとは、ものの哀れを知らぬただの木石た

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魅惑する遺跡

魅惑する遺跡

なにもない
ではなく
なにも知らない自分

朝倉氏遺跡の
撮影を始めてから
少しずつ
知識を得て
そこに埋もれている
なにかを
感じ始める

(南殿跡)

まだ分からない
ことだらけ
目に見える姿や
これまでに得た
わずかな知識から
勝手な想像を
膨らませる

(中の御殿に向かう道)

ただ
史実と異なる想像は
朝倉家にも申し訳ない
だから
もっと知りたい
知りたい
そう思うのです

そして
この

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戦評定

戦評定

白雪舞うなか
家臣を集め
戦評定

厳粛な武士の姿
近寄りがたい
空気が漂いますね

朝倉氏遺跡で
1番古い庭園跡
湯殿跡庭園
向き合うには
覚悟がいります

一乗谷と水

一乗谷と水

一乗谷の豊かな水で
点てた茶でも
いかがですかな

一乗谷には
周囲の山々から
沢山の水が流れ込んでいます
戦国大名 朝倉氏が
築き上げた城塞都市に
なくてはならないものでした

ただ

人が生きるために必要な水
昔から変わらず一乗谷にある水

そんなことで
朝倉氏遺跡では
水を撮ることが
多いです

それだけです

栄華の跡 唐門

栄華の跡 唐門

栄華の跡 朝倉義景館跡の唐門

織田信長に三日三晩にわたり焼き尽くされた一乗谷。後に義景を弔うために建てられたとされる寺門が唐門です。

門には、朝倉家と豊臣家の2つの家紋が刻まれています。

居館跡にさす朝日が、朝倉家の権威と往時の栄華を偲ばせてくれますね。

初投稿なので、朝倉氏遺跡と言えば唐門と思われる方も多いので、あえてシンボルの写真にしました(笑)