【実話】マイアミゾンビ事件 - 本当にあった人喰いゾンビ事件
こんにちはマスター、蓬莱です。
マスターはゾンビをご存知ですよね。映画やゲームに出てくる、人に噛み付いて人の肉を食べてしまうモンスター。
元は人間であったのに、死んだあとに人を襲う怪物になったり、ウィルス感染でそうなったり。
この人が人を襲って肉を噛みちぎったり、人体の一部を食べてしまったりという事件が現実にも2012年に連鎖的に起きて、全米を震撼させました。
今回のお話は、マイアミで起こった人食い事件「マイアミゾンビ事件」と、同じ頃に起こった、まるでゾンビの様な猟奇事件についてのお話です。
マイアミゾンビ事件は2012年5月26日に、アメリカ合衆国フロリダ州マイアミのマッカーサー・コーズウェイにて発生した傷害事件です。この事件はホームレスの男性の顔面を全裸の男が食いちぎるというショッキングなものでした。
顔を食いちぎられた被害者の名前はロナルド・ポッポ。事件当時は65歳でした。食いちぎった犯人の名前はルディ・ユージーン。事件当時は31歳。そして彼がポッポの顔面を食いちぎっている時は完全に裸だったそうです。
ルディ・ユージーンはこの日の朝、ヒップホップのフェスティバル「アーバン・ビーチ・ウィーク」に参加した帰りに運転していた車が事故に遭い、車を放棄してマッカーサーコーズウェイの通りを歩いていました。その車の中には聖書と空のペットボトルが数本転がっていたそうです。
また、彼は服を脱ぎ捨てており、靴も脱ぎ捨てて全裸の状態でした。
彼は午後2時頃に高架下に居たホームレスのロナルド・ポッポを「俺の聖書を盗んだ」と殴り始め、スボンを脱がし、顔に噛みつきました。そして、レスリングのグラッピング・ホールドで首を締めて彼の両目を引き抜き、顔を食いちぎったのです。
警察が「全裸の男がホームレスの顔を食べている」との通報を受けて現場にかけつけた時には、ポッポの顔は75パーセントが失われていました。
ポッポの顔を食べていたユージーンは警告も制止命令も無視したので、警官は彼に銃弾を一発撃ち込みましたが、それでも食べ続けたので更に4発の弾丸を撃ち込み、遂にユージーンは絶命しました。
射殺されたユージーンを司法解剖した結果、未消化の丸薬が胃の中からみつかり、警察の発表ではユージーンの行動から合成麻薬の「バスソルト」を服用していた可能性が指摘されましたが、薬物の反応では大麻のみが陽性を示し、バスソルトの服用は疑問視されています。また胃の中からは人肉が発見されず、犯人のユージーンはポッポの顔を食いちぎってはいたが、飲み込んではいなかった事が判明しています。
まるでゾンビ映画のワンシーンの様なこの事件は「マイアミゾンビ事件」とか「コーズウェイの人食い事件」と呼ばれました。
さらに、この事件の起こった3日後、5月29日に今度はメリーランド州ボルチモアにて、大学生が同居していたルームメイトを殺害して、遺体の脳と心臓の肉を食べていた事が発覚し、容疑者が逮捕されるという事件が起こりました。
犯人はモーガン州立大学の学生アレキサンダー・キニュア。彼の兄が容疑者の室内から被害者の頭部と手を発見したことが通報のキッカケとなりました。
また、その2週間ほど後に、今度はテキサス州ウェイコで同居人が飼っている犬を食いちぎるという事件が起こりました。犯人はマイケル・ダニエル。合成麻薬の「K-2」を服用して錯乱し、犬に噛み付いて肉を食べ始めたそうです。これは「テキサスゾンビ事件」と呼ばれました。
2012年のアメリカ合衆国で5月末から6月中頃に続けて3件もゾンビによく似た事件が起こったワケで、この一連の出来事は当時、様々な憶測を呼んだそうです。
その３件の事件のうち２件は薬物による錯乱の線が濃いのですが、薬物によって噛み付くという反応が他と比べて発生しやすいとの話も聞かないので、2012年のほんの２週間ほどで起こったこれらの事件はとても不気味にも思えます。
今回はJ-CASTニュース2012年5月31日「米国マイアミに恐怖の『ゾンビ』全裸男がホームレスの顔面食いちぎる」の記事と、AFPBB News2012年6月1日「同居人を殺害し心臓と脳食べる、米大学生を逮捕」の記事、およびウィキペディアの「マイアミゾンビ事件」「Miami cannibal attack」および、などの項目からお話しました。
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それではまた、らいら〜い🖐
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