見出し画像

MCIって何?

最近、保険会社のCMで「MCI」という言葉を目にすることがあります。
MCIと言われても…、医療従事者以外は馴染みの無い言葉なのではないでしょうか?
今回は、その『MCI』について解説していきたいと思います♪


MCI (mild cognitive impairment)
軽度認知機能障害

認知症までには至らないけれど、年齢相応以上に認知機能の低下(物忘れ、やり慣れていることができなくなるなど)が認められる状態のことを言います。
認知症と異なるのは、日常生活や社会生活に支障がないという点です。

診断のポイントは…
1. 認知症でも正常(加齢現象)でもない
2.本人や家族が認知機能低下を感じる
3. 日常生活の複雑な動作に最低限の障害はあっても、基本的な日常生活動作は正常

MCIの一部がアルツハイマー型認知症に移行します。
そのため、「認知症の前駆段階」と考えられ、MCIを早期に診断し治療を開始することで、認知症への進行を抑制できる可能性があると言われています。
認知症に進行することを抑制し、自立した生活の期間を延ばし、今後の介護の希望を伝えたり、後見人を決めておくことができます。
これによる本人や家族の意義は大きいものになると思います。


是非みなさんも、身近な人の日々の生活に少し気を配り、兆候を早めに発見して、早期受診・診断し適切な治療・リハビリテーションなどを受け、認知症を予防しましょう!!


認知症を治すという考え方よりも、認知症とともに生きるという考え方が大切


【今回のポイント】
MCIとは…
1.認知症や加齢現象ではない
2.年齢相応以上に認知機能低下が認められる状態
3.早期に診断され、治療が開始されることが大切

Kindleにて認知症をまとめた
「マニアックな理学療法士がまとめた『認知症』」
という書籍を出しています。
Kindle Unlimitedで読めますので、よろしければ目を通して頂けると嬉しいです😊


先天性両股関節形成不全になり、技術では理学療法を提供できないくなっため、情報発信をしていきたいと考えてます♪ また、認知症介護家族としての自己体験を発信をしていけたらと思っています♪ よろしければサポートお願いします!