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好きな遊びの中で体験していること

子どもたちの居場所づくりで、《小中高生のくつろぎスペース(フリースクール)ビリーバーズ広尾》を運営しています。

小学生・中学生・高校生と異年齢で一緒に過ごしています。
ここでは、『子どもが自分らしく、人とつながる』『大人が子どもの主体性と可能性を信じる』ということを行っています。

不登校という形で、学校へ行かないことをしている子どもたちが過ごしています。
自分でやりたいことを選び、好きな遊びを選んですごしている子どもたち。

家からゲームを持ってきて、思う存分ゲームをしていたり。
手芸が好きだといって、手芸セットを持ってきて作っていたり。
居場所にあるボードゲームで遊んだり。
公園で遊ぶつもりで、サッカーボールを持ってきたり。
宿題が気になるからと、宿題を抱えてきたり。
それぞれがやりたいことをやっています。

子どもたちにとって、遊びはいちばんやりたいことのようです。
遊びの中から、たくさんのことを学んでいるのだろうなと思います。

不思議なことに、子どもたちが自ら選ぶ遊びは、
その子どもの好きなもの。
夢中になるものは、やっぱり好きなもの。

大人が楽しいだろうと用意する遊びには、
全く見向きもしない…ということはよくあること。

子どもは正直で容赦なく、興味のないことには近づかないんですよね。

ラミーキューブ、奥の深いボードゲームです

遊びたいと思うものに、思いっきり遊ぶことができる環境を作るのが、
子どもたちに関わる大人の役割なのかなと思います。

遊びの中で起こっていること。
楽しい気持ちはもちろん、
うまくいかないもどかしさや、
悔しい気持ち、悲しい気持ち。
想像以上の出来事に感動したり、嬉しくなったり。

心が動くことを、遊びの中で感じていて
もう一回やりたい!と思って、繰り返してみたり。
できなくて悔しくて、やっぱりもう一回!!と思って繰り返していたり。

好きな遊びは、【好きな気持ち】を繰り返し
その遊びの中で体験している。
自分の好きなことを、思う存分味わう時間。
自分の好きなことをする自分でいいんだ、と認める時間。
自分の好きなことと、深くつながる時間。

園芸好きな子どもが、バジルやさつまいもを育て中

そこに、子どもに関わる大人の存在があって、
好きな遊びの時間に、ただ一緒に味わってくれる人がいることが、
その子どもの中に『自分は自分でいいんだ』と思う気持ちを確立させているのかもしれない。

自分で自分を見つめて、
周りの大人の存在に後押しされて、
もうひとつ成長するための一歩を、自分から踏み出していく気持ちが育まれているのかな。

子どもにとって、遊びから学ぶとか言われるけど。
生きているということ、そのものなのかもしれないなと思います。

《ビリーバーズ広尾》には、プログラムはありません。
自分でやりたいことを選んで、その時間を過ごしている。
それだけなのですが、毎日いろんなドラマが見られるのです。

遊びの中で遊び方が変わり、周りの人との関係が変わり、
話す言葉が変わり、その子どもの行動するパターンが変わり…

こうやって人は成長していく、そのちからがある。
子どもの成長するちからって、すごいなぁと教わることばかりです。

☆小中高生のくつろぎスペース(フリースクール)ビリーバーズ広尾☆
 
見学やトライアルなど、お問い合わせはこちらから


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