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居場所から見える、子どもたちの一歩に必要なもの

子どもたちの居場所づくりで、フリースクールを運営しています。
小中高生の子どもたちが来ています。

不登校と言われている子どもたち、それは楽しそうに過ごしています。
やりたいことを自分で選んで、何をするか、しないかを決める。
友だちと一緒にしてもいいし、ひとりでしてもいい。

一緒の場にいる人たちと対話をしながら、その日をどのように過ごすかみんなで考えていきます。

子どもたちの中には、あまり話をせずに過ごしているということもあります。
それはそれでいいのです。

自分で決める。
周りの人も、それを尊重する。
ほかの人の思いも、尊重する。

同じ場所で、お互いに心地の良い距離。
ちょうど届く声。
ひとりずつと対話もできる場所。

子どもたちは自分のやりたいことをしながら、この居場所ですごしていますが、
ここには、場のちから、人とのつながり、お互いの影響力というものが働いているのかなと思います。

話をしなくても聞こえてくる周りの声、感じる人の気配、目と目が合う視線。
そのことが、人の何かを刺激していくのかもしれません。

自分が自分でいられることの大切さを、ここでは子どもたちから教えてもらっています。

わたしたち子どもに関わる大人は、何かをすることなく、一緒にこの場にいる。
いまここにいる、その子どもの姿から読み取っていくもの。
そこから、その子ども自身にいま必要なものが手に入るように、そっと背中を押すことができる存在でありたいなと思います。

この春には、卒業を迎えた小学生と中学生がいます。
一時期は、居場所に来ていた子どもたちですが、自分で前にすすむと決めて、4月には、自分で決めた新しいステージへすすんでいっています。

ちょっと離れたところからですが、彼らの成長をこれからも見守っていきたいなと思います。

子どもたちの小さな一歩も、大きな一歩も、大切な一歩。
その瞬間を見ることができることが、幸せなことです。

☆小中高生のくつろぎスペース(フリースクール)ビリーバーズ広尾☆
毎週月曜・火曜・木曜 10:00~14:00 開室しています。
見学やトライアルなど、お問い合わせはいつでもどうぞ。

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子どもたちの居場所には、大人も居場所があるといいなと思いもあり、さまざまなイベントを行っています。


広尾のちいさな上映会 『サティシュの学校 みんな、特別なアーティスト』

『サティッシュの学校 みんな特別なアーティスト』を鑑賞して
学生、保護者、教育関係者など、それぞれの立場から、学び、学校、などをテーマに対話会を行います。
教育という言葉は英語のエヂュケーションの訳語です。この英語の語源はラテン語のエドゥカーレで、その元来の意味は「内側に秘められたものを引き出す」こと。
教育について、考えてみたい方。ほかの方と対話したい方。映画を見てみたい方。
どなたでも、どうぞご参加ください。


古武術が教えてくれる心と身体のこと

身体思想家の方条遼雨さんと、古武術を通して身体と心を探求する場です。
"力みを抜く"ことのしなやかさを感じてみませんか。
身体を動かし、心地いい自分を感じることは、自分らしさにつながっているのです。
心と身体のつながりを感じたい方、ゆるんだ身体のしなやかさを体感したい方、自分の心地よさをしりたい方、古武術に興味のある方、
どなたでもご参加いただけます!





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