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お酒のようにコーヒーを愉しむグラス

「Avensi」というグラスが2019年に発売されると知った時の高揚感は、今でも鮮明に覚えています。

Avensi は、”Senti" "Alto" "Vida" の3つからなる、コーヒーのためのコーヒーを120%愉しむ、コーヒー界にとっては新しいコンセプトを持ち込んだグラスです。

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「コーヒーの味なんてわからない」という方でも、スペシャルティコーヒーの様々な銘柄を飲むと、その違いに驚かれるケースがたびたびあります。
フルーティーだったり、スパイシーだったり、花のようなフレーバーを感じたり....と、これまで「コーヒーの香り」と認識されてきたものとはまた違うバリエーション豊かなフレーバーを味わえるので、コーヒー好き歴の長い方からは「これはコーヒーではない」と言われることもあるほどです。

私たちは、その愉しみ方がお酒を愉しむことと重なると感じていました。
ウィスキーの香りを愉しむように、ワインを愉しむように、そして、私たちの店のもうひとつの柱であるクラフトビールを愉しむように、繊細な香りと味わいをゆっくりと五感で体験できる飲み物として、スペシャルティーコーヒーは、1日のどの時間にも香りの癒しになれると思っていました。

Avensiは、ウィスキーグラスやワイングラスの形状を参考に、世界30か国のバリスタチャンピオンやロースターズチャンピオンの方々90人のフィードバックを得ながら、目的を持って形作られたグラスです。

計算されたデザインで味わい方を変化させるように設計された3つのグラスは、

Senti....香りを溜めてアロマの特徴を増幅させる
Vida....Sentiよりも控え目に香りを強調しながらAltoより各特長を引き出す
Alto....滑らかなマウスフィールでバランスの良さを引き出す

と、ひとつの液体を違う角度から体験できるようになっています。

ガラスで液体の色が美しく見えること(見て)、それを手で包むようにして(触って)香りを愉しめること(薫って)、そして口当たりの妙を愉しめる(味わう)3種のグラスは、ゆっくりと五感を満足させてくれ、店内ではビールを愉しむ方とコーヒーを愉しむ方が同じ時間を違和感なく過ごしてくださるようになりました。

先日、日本のAvensi代理店のキートス合同会社さんが当店を訪れてくださり、「器」について、考えていることや思いを共有させていただきました。

これまでのコーヒーは「お気に入りのマグカップ」で飲むことも楽しみのひとつでしたし、いつでもどこでも携帯できるタンブラーや紙コップの需要も大きくあります。
私も「お気に入りのマグカップ」をたくさん持っています。タンブラーを携えて車に乗り込むこともあります。
その”場面”に適した「器」があり、その一方で”コーヒーに向かい合うこと”に適した「器」がある、と考えると、Avensiはコーヒーの中に五感でダイブしていくような「液体と対話する」「器」と言えると思います。

何気なく手に取って口に入れたコーヒーに自然と意識が向かうような、コーヒーの存在感を感じさせてくれるグラス。
慌ただしく過ぎる毎日の中で、Avensiで飲む1杯のコーヒーは、ざわついた気持ちを落ち着かせ、丁寧な気持ちにさせてくれるきっかけになってくれています。

そんなAvensiのご購入はこちらから

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