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「生きるヒント」(五木寛之・文化出版局)

・よろこび下手は損な生き方。よろこび上手、感謝の気持ちを持つのがよい

・戸惑いの中から、人生の未知の魅力を発見できるのではないか

・ユーモアの源泉は哀愁である

・買う行為は、もともとは店主と買い手のコミュニケーションであり、イランでは日本での茶道のような作法がある

・「沈黙は金」と言うが、蓮如は「喋らぬ者は悪人である」と言って、喋る、語り合う事の大切さを説いた。しかし、マナーを持って喋る事。

・飾るにも外見を飾る以外に、言葉を飾る文化がある。

・知る事はいい事だと思われがちだが、知らなければよかった事もある。
(生きる歓びに繋がる事を知るのはいい事だが、暗いニュースなどは見ない方がいい)

・見て知るであり、知って見るではない。
(絵画を見る時など、先入観を持ってみない)

・迷信(お守りなど)を信じる信じないは自由だし根拠もはっきりしないが、悪徳ビジネスの鴨にされるのではなく、心豊かに過ごせるのなら、いいのではないか。

・自発的に創意工夫しながら働くのならいいが、懲罰のように働かされるのはよくない。

・人間はいろんな楽しい経験をしながらも、結局は死が最終ゴールである。しかし死を想いながらも何十年と生きる事は何と尊いのか。その中にこそ希望が出てくるのではないか。
(僕ももう若くないし、母も高齢で母の死に対面する日が来るだろう事は、いつも脳裡の中にあります。暗い気持ち、ストレスの中で生きています。でも、死にたくない、母に死んでほしくないという思いがあるからこそ、希望を見つけて生きようと思えるのです。)

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