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下流志向(内田樹・講談社)を読んで

今の時代、取引的思考が当然のことのように感じる。
なぜ勉強しないといけないかも、勉強すれば頭が良くなって、いい学校に入って、いい仕事に就けて、幸せになれるから。

そんな風に言われていた。
しかし、それに納得できなければ勉強する意味がないということになるのだが、そもそもそういう動機で勉学する事が不純だ。

勉強していろんな発見や気付きがあると楽しいし、課題をクリアした時の達成感は格別なものだ。
勉強する事は大人に成長していくために必要な事だというのが本筋だと思う。

だから、いろんな勉強があるのだろう。
義務教育だけでは充分ではないが、だからといって義務教育が無意味というわけではない。

ニートの問題にしても、働かなくても国が最低限度の生活を保障してくれるのなら、それでいいという人達がいる。

確かに、仕事は出来て当たり前。間違えたりすると怒られる。嫌な気分になることもある。だから、したくないという気持ちはわかる。
僕が毎日している仕事も、その日その日が大変で、だから今日も無事終わったと思うと、その安心感や達成感、満足感が嬉しかったりします。
仕事は大変な面もあるけど、人間的に成長するためにもした方がいいと思います。

また、社会的な強者はリスクヘッジを複数の人と助け合うことで行っている事を知りました。
今まで、リスクヘッジとは一人が複数の事を分散して行うものと思っていました。

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