ドラマ『最愛』
今日は、ドラマ『最愛』について書きたいと思います。
今期ハマっているドラマの1つだけど、このドラマは、感想を書きたくてもなかなか書けない。
と、いうのも、誰目線?何目線?って考えると書けない。
『 SUPER RICH』は、江口のりこ目線になって…というか、江口のりこになっちゃってるくらい、めちゃくちゃ感情移入して見ちゃうドラマなんだけど、この『最愛』については、感情移入するのとはまた違う楽しみ方のドラマ。
吉高由里子にはなれない。
登場人物の背景を考えると、切なさあり。もどかしさあり。謎もあり。
そしてそして、あの撮り方、カメラアングル?演出、音響が良くて、より効果を高めて、ますますハラハラドキドキ感をこちらに与える。
この総合的な感想を私の語彙力ではなかなか文章に表現することが困難。
だけど、上手くなくてもいいやと思って、ほんのちょっと、今の自分の想いを書いてみようかなと思う。
まず、この1話!
朝ドラ『スカーレット』で、八郎沼にハマった私からすれば、松下洸平が出るし、吉高由里子も出るし、観たいと思っていたドラマ。
なんだけど、内容をよく知らないまま、10月15日、金曜日10時に6チャン(TBS)をつけた。
始まって約20分、息を呑むとはこのことかと思うほど、目が離せない状況になり、ドラマにどんどん引き込まれる私。
頭の中では「何?何?何?何が起きてるの?」「何が起こるの?」
そんな感じで、八郎沼から、最愛沼にズブズブ、ハマっていった。
CMになって、やっと息をしたような感覚に陥った。
これってあれだわ。
昔、観に行った映画。
『ホワイトアウト』
これも何の情報もないまま、織田裕二が出てるし、松嶋菜々子出てるし、と、軽い気持ちで観に行った。
始まって数10分、意外な展開に戸惑い、心臓バクバクでドキドキしながら観た。
そんな状況。
『最愛』に話を戻そう。
このドラマの凄いところは、「これはこうなるかな?」という予測をドンッと次の回には種明かししちゃったりするところ。
「えええっ?これ、最終回とかでやる種明かしじゃないの?」という裏切り。
例えば、これは、記憶障害を持ってる弟がこうして、お父さんがこうしたよね、なんて予想しちゃうわけ。
けど、それはあっさりわかることになる。
ということはよ、そんなんじゃないわけですよ。
本当の真相は。たぶんね。
さすが、『リバース』の制作陣が再集結して制作されてるとだけあって、裏切り方が見事。
だから、展開を予想するのも難しいし、当てたいという思いは、もはや私の中ではあまりない。
たくさんの謎もあるし。
ふわっと、色々と「あの人が怪しい」とかは思うけど、私の期待を存分に裏切って欲しいし、誰が犯人かを当てるという謎解きだけの話じゃないというのもある。
まぁ、けど、なんでこの人はここまでこれに執着するのかな?とか考えちゃうけどね。
あと、同じ陸上部で、同じく刑事になった、岡山天音くん演じる藤井も何気に怪しいと思うし。
渡辺こうすけのお父さんの首を締めた映像はあるけど、本当は弟じゃない誰かが仕組んでるんじゃないかとか。
井浦新さん演じる加瀬さんさえも怪しく思えてきちゃうんだけどさ。
この人にとっての『最愛』は誰なのかな?とか、
最初の『最愛』という字が、箱に入る意味は何かな?とかも考えてしまったり。
結局、謎解きもしてるっちゃあしてるんだけど。
考えるけど、切ないの。
切ないドラマなのよ。
切ないより何かいい言葉がないのかな…?
過去の事件に関わっていた吉高由里子演じる梨央と松下洸平演じる大ちゃんが昔恋仲だったのに、現在は、大ちゃんが、刑事ということもあって、切なさが増すの。
刑事として、職務を全うしなきゃないのと、助けたい気持ちと。
松下洸平の切ない表情もええんだわ。
時々、2人が方言で会話をするとますます切なさが増す。
増すんやわぁ。
上手いよねぇ。
方言の活かし方。
2人の距離感が方言によって、わかりやすくなる。
刑事と重要参考人。
そんな外面的なやり取りから、方言で会話をした瞬間、2人の距離が一気に縮まる。
昔に戻る瞬間。
だけど、それもいっときのこと。
「あの時、あんなことさえなければ…」という、運命を変えてしまった出来事をさらに恨めしく思わせる効果。
26日放送の『最愛』で、田中みな実さん演じる橘しおりが、自分だけ辛い目にあって、かたや美人社長ともてはやされて注目を浴びてるのは、理不尽だ、的なことを言っていた。
あの日から運命が一変したと。
だけど、それは表面上だけで、吉高由里子だって色々辛い目にあってるわけで…。
かなり運命が変わったわけで…。
人はやっぱり見た目とか、肩書きとか、表面上では分からないことがあるんだなとも思った。
1話の最初に吉高由里子が血のついた手で髪をかき分け、パトカーに乗り込むシーン。
これが何をどう意味するのか。
早く結末を知りたいけど、それは最終回を意味することで、それはまたさみしく、切ない。
きっとこのドラマは、スッキリいい結末ではないんだろうなとは思うんだけど、少しでも救われる結果であって欲しいなぁ。
可もなく不可もない文章をダラダラ書いてしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます。
幸せをありがとうございます。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?