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青春のばかやろう

昨日、高総体のために、息子を100キロほど離れた競技場へ送って行った。

息子の高校の陸上部では、今回の大会に1年生を出場させないので、大会会場に行くのは、任意だ。
なので、個人で行かなくてはならず、しかもダンナは車検があり、送って行けないとのことで、私が送って行くことになった。

昨日は天気が良かった。

車に鳥のフンがいくつかついていたことが気になったので、朝、洗車をしてから向かうことにした。

私の洗車方法は、ガソリンスタンドなどにある車に乗ったまま洗車してもらう、あれだ。

自分でゴシゴシするのは、子どもを産んでから、私はしなくなった。
子どもたちが大きくなった今もしない。
ズボラ母さんだ。

近くのガソリンスタンドへ行った。
鳥のフンの汚れが、まぁまぁしっかりめについていたので、落ちるか不安になり、泡モコモコタイプで、さらに、コーティングもされるという、いつもよりちょっぴり高めの1400円コースにした。
これでも200円引きだ。
高いよぉ〜。

競技場までは、1時間半くらいで行ける。
車が洗車機から出て、あとは軽く拭いて帰れば、息子が見たい競技場の時間に間に合う。

終わらせて帰ろうとした時に、携帯を見ると、息子から「まだ?」というLINEが来ていた。

時計を見れば、予定の時間が過ぎていた。

私はなぜか、時間を忘れ、念入りに車を拭き拭きしていたのだ。

しまった。
時は戻せない。
家に行き、息子を車に乗せる。

再度、見たい競技の時間を聞いた。
…やはり、間に合わない。
が、高速を使えば間に合う。

仕方がない。
高速を使うことにした。

初めからそうすればいいのに、ケチンボ母さんだ。

高速を使ったので、息子を無事時間内に連れて行くことが出来た。

駐車場もいっぱいなのと、息子が出ないこと、日差しが強いことなどを理由に、私は競技場に入ることなく、違う場所で時間を潰すことにした。

この競技場がある場所には、元同期の友達が住んでいる。
しかも、競技場から近い場所に家を建てて、住んでいる。

年に1、2回開催していた友人たちとの飲み会もこのご時世で、開催されていないので、3年ほど会っていなかった。

あ、これは会えるチャンスじゃん‼️と思った私は、急だけど…という感じで彼女にLINEした。
…というか、前もって連絡すればいいものを…。

すると、友達からの返事には「え、今そこにいない」とのこと。
なんと、彼女は、私が住んでいる方面に出かけていたのだ。
なんたるすれ違い…。

残念…。

また来ることはあるだろうから、またその時にでも…と、返信した。

私は、どこかお店にでも行けばいいものを、結局、5時間半近く車の中で待機していた。
まぁ、そのおかげで、昨日は記事を1件書き上げ、アップすることが出来たのだけど…。

2時過ぎくらいになれば、駐車場も開くので、その頃競技場の駐車場に行き、またそこで待機していた。

朝、時間に遅れそうだとバタバタしていたため、本を持って行くのを忘れてしまったので、時間を潰すには、やはり、noteだった。

他の方の記事を読んだりしながら息子を待っていた。

開けていた窓から風が入るようになってきたので、ふと外に目をやると、怪しい雲が見え、怪しい風の吹き方になっていた。

あれ?この風の吹き方、そして、雲の動き、雨降る?ってか、雷鳴る?なんて思っているうちに、ポツポツと、雨がフロントガラスに当たり出した。

あ、降ってきた…と思っていたら、ピカッ⚡️と、稲妻が見えた。
そして、数秒経ってからゴロゴロゴロと聞こえてきた。

あ、やっぱり雷だ。

雨が降っても競技は続けられるが、雷が鳴ると、一旦中止、もしくはそのまま終了となる。
どうかな?
少し待機して、やるのかやらないのか決めるのかな?

なんて思っているうちに稲妻が何度も光り、ゴロゴロゴロの音も大きくなってきた。
そして、雨粒も大きくなってきた。

駐車場は、少し離れているため、傘を持たずに行った息子のために、車を息子を降ろした場所へと移動させた。

大勢の人たちが足速に車へと向かっていた。

息子も少し濡れながら車に乗り込んだ。

競技はやや終わりだったようで、このまま終了ということだった。

帰り道も何度も稲妻が光り、ゴロゴロ鳴っていた。

私の頭の中では、SMAPの青いイナズマが何度もリピートしていた。
木村拓哉が何度も「ゲッチュ〜」と言って私に指差ししてくる。
「ま〜ど〜わ〜せてぇ〜you'reMy girl」のgirlがやたらと発音のいい中居くんの声に占領されていた。


「あんなに天気良かったのに、雨降って、雷も鳴って大変だったねぇ」と、息子に話しかけながら、ハッと気づいた。

『洗車をすると雨が降る』という、都市伝説。

あぁぁ〜。
私が洗車したから、今日雨降ったの〜⁉️
嘘でしょ〜⁉️

ごめん、選手の皆さん。
すみません、関係者の皆さん。

ってか、私、洗車のために奮発したのよ。
1400円も出して、1日持たないの?
ってか、その洗車のために遅くなって、高速に乗ったのよ。
しかもその高速代も1400円くらいしたのよ。
何ということだ。
私は、実質約2800円も洗車によって損したということになる😱

友達にも会えず、洗車したばかりの車は雨に濡れ、一気に汚れ、ガッカリだ…。

すると、息子が「明日も見に行きたい」と言ってきた。

…そ、そうか…。
まぁ、そうだよね。

当然、車検に出していたダンナは、車を取りに行かなければならないので、またまたわたしが連れて行くことになる。

…こ、今度こそ、遅れずに出発して、高速を利用しないぞ!
と思い、今日は、早めに出発した。
雨の中。
今日も雨だったのだ。
しかもどしゃぶりだ。

ひ、ひどい…😭
こんなどしゃぶりなら、鳥の糞も取れたかもしれない。
1400円も出さなくても落ちただろう。

悲しかったけど、今日は、友達とランチをすることになったので、少しは気分がいい。

そう。次来ることがあれば…の話が、すぐ来たのだ。
なので、前の日の夜に「明日も行くことになったの。もしなんの用事もなければ、一緒にランチしよう」と、今度は事前に連絡して、実現することが出来た。
やったね❣️

ただ、1つ気がかりなのは、その友達は、人見知り気味だということだ。
人見知りをそろばんや書道の級で例えるなら、彼女は人見知り2級クラスだ。

人見知り1級というのは、いつも行っている美容院に行って「今日は、天気がいいですね」なんて他愛もない話をされても「あ、はい」で終わらせてしまうくらい話を続けさせない術を持っている人だ。
そして、仲のいい、慣れている友達に対しても1週間ほど会わないでいると、人見知りが発動されて、ちょっとギクシャクした関係になってしまう人だ。
ちなみに、人見知り初段とも慣れば、仲のいい友達で、毎日会っているのにも関わらず、毎日人見知りを発動されて「お、おはよう…」と、挨拶はするものの、どこかぎこちなくなってしまう人だ。

友達は、その2級。
1級よりは、友達に対して大丈夫だけど、3年も会っていないとなると、人見知りを発動しかねない。

なので、久々にあってもぎこちなくなってしまったら、どうしよう…という思いがあった。

が、久々に会った友達とは、まるで昨日も一緒にいたかのように、普通に会話をした。
なんなら「え〜、やだぁ〜久しぶり〜。元気だった〜。あら〜見た目全然変わってないねぇ。ところで、仕事はどう?順調?」なんていう会話さえないまま、「そこの縁石乗り上げて来るからびっくりしたよ」「いやいや、ちゃんとスロープみたいなのあるし」という会話からスタートした。
そして、ふつーに、何を食べるか話をして、食事をした。

良かった🥰

ランチで頼んだハンバーグの付け合わせに、野菜を焼いたものがあった。
その中の1つに、姫竹があった。
姫竹を皮ごと焼いて中身を取り出しやすいように縦に切れ目があった。
私たちは、ナイフとフォークでそのタケノコを皮から取り出そうとしてみたが、なかなか難しくて、取り出せなかった。
私はこれはムリだと思い、手で皮を剥こうとした時、友達は皮ごとかぶりついた。
しかも先っちょじゃなくて、硬い下の方から。
「ちょっ‼️」
急いで止めた。
「そこは食べられないよ」
2人で小さく笑った。

そこで、私は、若かりし頃の彼女のことを思い出した。
一緒に寮に住んでいた頃の話だ。
私たちはしょっちゅうお互いの部屋に行き、飲んでいた。
そして、その時のおつまみは、私がその時ハマっていた『ピスタチオ』だった。

「これ、食べてていいよ」と言って、私はトイレに行った。
部屋に戻って来ると、友達は、ビールを飲み、モグモグさせていた。
が、ピスタチオの殻が見当たらない。
ん?と思い、ゴミ箱を見てもない。

ん?ん?ん?と思い、彼女を観察していると、バリッ、ボリッ、ゴリッとピスタチオを殻ごと食べていたのだ。

びっくりして、その時も急いで止めた。
そして、2人でゲラゲラ笑った。
その時は寮だったから、遠慮することなく、大声でゲラゲラゲラゲラ笑った。

そんなことを思い出しながら(まぁ、このエピソードは、強烈過ぎて私の中では、豆系を食べる時に必ず思い出すことなのだけど)レストランで、一緒にクスクス笑った。

ホントにまるで昨日まで一緒にいたかのようだった。

まぁ、会話の中には友達が会社を辞めてからの話なんかも出たし、あの話はこうだっけ?なんてことも話したから、やっぱり、会っていなかった時間はあって、そこを埋めるための会話も少しはあったのだけど。

ランチも食べ終わって、どうする?なんて会話になり、雨も止んでいたので、一緒に競技場に行き、そこでまた話をしようということになった。

嬉しかった。

彼女は嫌なものは嫌だという性格だし、ムダに人に合わせたりしない人なので、そんなことを言ってくれたことが、本当に嬉しかった。

競技場に行くと、保護者は、事前申し込みをしていないと中に入れないとあった。

友達は「私、保護者じゃないから、入れるんじゃない?」と言っていた。

少し離れた場所で、座って見ることにした。

ポツリポツリ話はするけど、ほとんどしないまま、2人で競技を見て同じ時を過ごした。

なんか、こういうのもいいなって思った。

隣にいて、何か話さなきゃとか、色々考えなくてもいい存在。

そろそろ4×400の男子のリレーが始まる頃、また雨がポツリポツリと降ってきた。

傘を持っていなかったので、仕方なく駐車場へ戻り、友達は帰ることになった。

「雨のばかやろう」と思いながら、「今年こそ、飲み会しようね」と言って、友達とバイバイした。

雨はすぐに止んだ。
本当に雨のばかやろうだ。

今年こそ、飲み会をしたい。
私は、ずっと飲んでいないから、どうなるかわからないけど、飲み会をしたい。
いつものメンバー6人なので、アクリル板があると、端と端の人たちは、聞こえなくて「え?なんだって?」という会話になりそうだけど。
みんなで集まりたいと、強く思った。

そして、洗車するタイミングは、よ〜く考えようとも思った。

長くなり、日にちをまたいでしまったので、『昨日』と『今日』の表記が1日ズレちゃいました。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

幸せをありがとうございます💕
うちなる平和を✨
シュカポン🐼


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