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これであなたも聞き上手? - 自己満足ではない「徹底的に聞く」技術

こんにちは、佐藤@読書好きプログラマーです!

あなたは聞き上手って言われたことはありますか? 聞き上手はモテると聞きますし、聞き上手な人は好かれるイメージがありますよね。現にアクティブリスニングという言葉があるくらい「聞く」というスキルは重要で、コーチングをする際にも必要であると言われています。ちなみに、僕は聞き上手と言われたことはありません。。。

そこで、聞く力を上げるために以下の本を読んでみました。冒頭から聞き上手になれば人間関係の全てが解決し、何もかもうまく回るという文章から始まるため期待して読みましたが、読みおわった感想としては著者の感想の域を出ない内容だなと感じました。

この本に記載されている徹底的に聞くコツはたった一つで、相手に対して興味を持つことです。なので、この本には相手に聞いているアピールをするために、相手の目を見るとか、メモを取っているふりをするとか、いい感じのタイミングで合いの手を入れたりうなずいたりするとかそういった小手先の技術は書いてありません。逆に著者は小手先の技術を否定しています。小手先の技術でどれだけ取り繕うと興味がないのに興味があるふりをしても必ず相手にバレると思ってください。まずは相手に対して興味を持つことからはじめてみましょう。

そんなことを言われてもすべての相手に対して興味を持てる訳ありませんよね。そんなときは人間観察と割り切って相手のことを観察すると良いです。相手がトンチンカンなことを言っている場合でも、相手のことを見下したり蔑んだりするのではなく、なぜそのトンチンカンな答えに行き着いたのかを聞いてみましょう。どんな馬鹿げた考えであっても、どんなくだらない話であっても、あなたに話す経緯があるはずです。相手に興味が持てなくても相手の思考法を知ることで、色々な人間の思考パターンを知ることで思考の幅が広がります。思考の幅を増やせると割り切って興味を持ちましょう。

相手に興味を持つことができても、相手が話してくれない可能性もありますよね。その場合は、質問をうまく使ってみましょう。人は元来話すことが好きな生き物です。自分に興味を持ち、自分のことについての質問であれば答えてくれる可能性は高いでしょう。ここで注意が必要なのは、質問と見せかけ自分の意見を言わないことです。話すのはあくまで相手であって、あなたではありません。質問は相手の話の呼び水で自分が喋るターンではありません。

ただ、ここで書いている全てに対してエビデンスが不明です。この本にはシチュエーション別にアクティブリスニングをする効果が書いてありますが、著者の感想の枠を出ないのかなと感じました。女子は話すのが好きで男子は聞きすぎると調子に乗るとか一般論過ぎてうーんって思います。「徹底的に聞く」技術というタイトルですが、書いてあることは根性論かなと感じます。ただ、この本に書いてあることを実践しても悪いことは起きないでしょうし、興味があれば読んでみるのもいいんじゃないでしょうか。


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