怒りはあなたの手の届く範囲にとどめましょう - 私は正しい その正義感が怒りにつながる
こんにちは、佐藤@読書好きプログラマーです!
「無駄な知識など存在しない」をモットーに雑多に本を読んでいます。
さて、今回は大抵のことは怒る意味がないって話をしようと思います。
先日、以下の本を読みました。
この本は、アンガーマネージメント協会代表理事長が書かれた本で、昨今起こっているSNS炎上について書かれた本になります。もしあなたが一度でもSNSで正義の名のもとに見ず知らずの人に怒りをぶつけた経験があるのであれば、一度読んでみるといいと思います。
炎上がいかにおろかで何の生産性がないのかを再認識することができ、マスコミに踊らされて怒らされていることがわかると思います。
で、この本でも強調されているんですが、あなたが怒るべきことというのは案外ありません。怒りを感じて周りに自分が怒りを感じていることを表現したほうがよいのはあなたの手が届く範囲だけです。そして、あなたが手の届く範囲はとても小さいことを理解しましょう。
現在はコロナ禍で自粛をされてる方も多いと思います。
そんな中、ふとTwitterを開いたら公務員が宴会をしたとの報道が流れてきたとします。これを見ると怒りを感じ、怒りのコメントとともにリツイートする人もいるかも知れません。
しかし、そんなことをしてもあなたの人生には何も意味もありません。正確に言えば影響があるかもしれませんが、風が吹けば桶屋が儲かるぐらいの関連性しかありません。さらに言えば、あなたが知らないだけでその公務員よりもっと身近な人が宴会を開いているはずです。
もしくは、あなたが浮気をされたことが原因で恋人と別れたとしましょう。
そんな中、ふとTwitterを開いたら芸能人が多目的トイレで不倫をしていたとのニュースが流れてきたとします。これを見てあなたは怒りを感じ、怒りのコメントともに思わずリツイートしたくなるかもしれません。
しかし、そんなことをしてもあなたの人生には何の意味もありません。たまたまその記事を見たからあなたは怒っているだけであって、その芸能人に限らずあなたが知らないところで今この時間も不倫をしている人はいます。
あなたの人生に関係ないことを怒りを感じるのはやめましょう。
怒りという感情は伝播し、あなたの身の回りの人から幸せを奪い取ります。また、怒りというのはストレスなので、あなたの健康にも影響してきます。
同じ行動をしている人を見かけても怒りを感じる人もいれば怒りを感じない人もいます。自分が歩きタバコをする人は歩きタバコを見ても怒りを感じないでしょうが、タバコを子供に見せたくもないと思っている親は怒りを感じることでしょう。
人が怒りを感じるのは、その人の価値観に外れた行動を見聞きした時です。価値観は、あなたが育ってきた家庭環境に大きく左右されますし、あなたが見聞きしたこと、感じたことで変わっていきます。価値観が固定されることはなく、生きている間に少しづつ変わっていくものです。
何かしら怒りを感じるということは、その怒りを感じるもとに対して変わってほしい、もしくは変わらせたいと考えているはずです。なので、あなたが手の届かないことに関して怒りを感じてもあまり意味はありません。
意味がないどころかストレスによってあなたの体調に対して悪影響しかありません。そんな無駄な怒りは抱くべきではありません。
前述していますが、人の価値観は生活や行動によって変わっていきます。なので、無駄な怒りを感じる価値観は少しづつ変えるように努力をしましょう。
いきなり怒りを感じないようにすることは難しいかもしれません。しかし、人は変わりますし、変われます。人の脳は「Use it, or Lose it」の法則で動いています。怒りを感じることが増えれば怒りやすくなりますし、怒りを感じることが減れば怒りにくくなります。
怒りを感じたら一歩引いて「この怒りは自分にプラスになるか?」と考える癖をつけてみましょう。きっとプラスにならない怒りが大半で、いかに無駄に怒っていたかを認識出ると思います。
この記事を読んであなたが少しでも怒ることが少なくなると嬉しいです。
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