G-dark/本好きの頭の中

おすすめの本をなるべく簡潔に約1410冊ご紹介しています📖ジャンル不問。ほぼ毎日更新。…

G-dark/本好きの頭の中

おすすめの本をなるべく簡潔に約1410冊ご紹介しています📖ジャンル不問。ほぼ毎日更新。全記事無料。記事を読んでくれた方が「この本面白そう!」と惹かれて書店や図書館に行くきっかけとなるnoteが目標。Amazonアソシエイトやサポートの収益で本を買い、読書感想文を書き続けています✍️

最近の記事

著…土井善晴『一汁一菜でよいという提案』

 「料理を作るのは大変だ」「献立を考えるのが面倒だ」と思っている方におすすめしたい本。  「ご飯と具沢山の味噌汁と漬物さえあればいい。漬物が無くてもいい」という肩の力を抜いたスタイルが身につくので、気楽に食事を楽しめるようになります。  わたしは特に、脳が喜ぶ美味しさと身体が喜ぶ美味しさは別だ、という著者の考え方に共感しました。  「脳が喜ぶ美味しさ」には、一口食べるなり「美味しい!」と感じる刺激的な快楽があるそうです。  「身体が喜ぶ美味しさ」には、食べ終わった後で

    • 「月が綺麗ですね」と語り合う相手が欲しい今年の十五夜

         空にぽっかりと穴が空いているようにも見えて。  まるでわたしの心模様を映したみたい。  あーあ、一緒に夜空を見上げてくれる相手がいればいいのになあ。  この世のどこかにそんな人がいればいいのに。

      • 著…MB イラスト…縞野やえ『服を着るならこんなふうに 実践編』

         原作漫画が好きなので、この書籍も読んでみました。  「何をどうしたら良いか分からないが、まずは万人受けするファッションをしてみたい。しかし、高額な服は買えない」と考えている男性向けの本。  メンズファッションが好きな女性の参考にもなると思います。  ●カジュアルなアイテムばかりでまとめるのではなく、カジュアルな要素とドレッシーな要素を混ぜる  ●シルエットをなるべく細身にする  ●ボトムと靴の印象を「繋げる」と脚が長く見える  といった原作漫画で紹介したコーディ

        • 久しぶりに献血をしようとした…けれども…

           今日は久しぶりに献血ルームへGO!  前回行こうとした時は、「体重が足りません。成分献血をする場合でも、出来れば体重45kg以上になってからお越しください」と断られてしまいました。  そこで、ここ数ヶ月、筋トレ、ウォーキング、そして食事量アップに励みました。  もともと脂肪も筋肉もつきにくい体質のため、体を仕上げることが必要でした。  「運動のために」と、友達が飼っているお犬様(ちなみに柴犬。並の人間よりも富裕層)の散歩も買って出ました。  普段、わたしは休日にな

        著…土井善晴『一汁一菜でよいという提案』

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        記事

          ピート・ドクター監督『モンスターズ・インク』

           誰かが誰かを好きになることに、理由なんて要らない。  助けたい。  笑っていて欲しい。  あたたかいベッドで安心しきって眠って欲しい。  そんな想いに自然と突き動かされるから、自分には無理だと思い込んでいたどんなことだって出来てしまう。  仲良しの日々が永遠に続くかのように思える。  まるでずっとずっと昔から、一緒にいるのが当たり前だったかのように。  それでも、いつかは必ず、大好きなのに手を離さなければならない時がくる。  けれど、お別れの時がやって来たと

          ピート・ドクター監督『モンスターズ・インク』

          Dir en grey『予感』

           わたしがDir en greyの存在を知ったのは、子どもの頃に『予感』を聴いたのがきっかけ。  落雷に貫かれたかのような衝撃を受けました。  その頃聴いていたどの音楽とも違うかっこよさ。  艶やかな大人の世界。  どこか寂しげで。  透き通るような冷たさと美しさがあって。  まるで、心に傷を抱えた青年に一目惚れしたかのような感覚でした。  今思うと、この曲の歌詞は、子どもが知るには早すぎるのですが…。  体は繋がれても心は結ばれないふたりを歌った曲なのか、そ

          Dir en grey『予感』

          もうすぐお彼岸なので、蝋燭やお線香を買い足しました

           もうすぐお彼岸ですね。  お墓参りを予定している方々も多いのでは無いでしょうか?  わたしも手を合わせたい方が沢山いるのですが、その方々のお墓が全国各地にあって、とてもお墓にお参りしきれません…。  そこで、自宅で『故人の好物シリーズ』を使い、お線香をあげることにしています。  たとえば、晩酌タイムをこよなく愛した伯父さんのことを思い出す時はビールや枝豆モチーフの蝋燭を使い、  甘い物が好きで、特にお団子系の甘味を生涯に渡ってよく食べた祖母のことを偲ぶ時はお団子モ

          もうすぐお彼岸なので、蝋燭やお線香を買い足しました

          著…宮田珠己『ニッポン脱力神さま図鑑』

           マスコット的な可愛らしさを漂わせる、全国各地の神さまたちの像。  これは、地域住民による手作り感溢れる神さまたちを、カラー写真付きでコミカルに紹介している本。  きっと地域の方々が神さまに長年寄せる愛の温もりゆえなのでしょう。  どの神さまもまったりゆる〜い雰囲気。  だから、写真を眺めていると、なんだかどの神さまにも親近感が湧いてきます。  この本の冒頭で、南九州の「田の神さあ」が登場することに、わたしはとても驚きました。  ちなみに「たのかんさあ」と読みます

          著…宮田珠己『ニッポン脱力神さま図鑑』

          気分は『せんたくかあちゃん』

           いつもわたしは部屋干し派。  でも、今日はとてもいいお天気だったので、衣類や寝具をまとめて洗って、ベランダにズラーッと干しました。  カーテンも洗ってカーテンレールに干し、マットレス(洗濯機で洗える物です)も洗って干しました。  枕も洗って干したし、ラグも洗って干しました。  気分は、絵本の『せんたくかあちゃん』。  あんな風に、わたしの心も豪快にパカッと取り外して、ガーッと洗って、お日様の光をいっぱい浴びせて、また元のところにカパッと嵌めて戻せたら良いのになと思

          気分は『せんたくかあちゃん』

          著…安藤なつ、太田差惠子『弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』

           生きる上で、切っても切れないのがお金の問題ですよね。  親の介護が必要になると、元々かかっていた生活費等に加えて、介護にかかるお金もかかることになります。  これは、そんな老後に関するお金や介護サービスについて、今のうちから考えるためにおすすめの本です。  メイプル超合金の安藤さんと、介護に関する著作の多い太田さんの対談形式をとった本なので、とても読みやすいです。  地域包括支援センターや社会福祉協議会の役割、介護保険申請の流れ、訪問調査を受ける時のコツ、介護サービ

          著…安藤なつ、太田差惠子『弱った親と自分を守る お金とおトクなサービス超入門』

          著…アーサー・コナン・ドイル 訳…小林司、東山あかね 注・解説訳…高田寛『シャーロック・ホームズ全集 新装版 第2巻 四つのサイン』

           たった一つの品物の状態から、その元の持ち主の性格、経済状況、更に今の持ち主との間柄まで言い当ててしまうシャーロック・ホームズ。  普通の人なら気づきもしない些細なことにも意識を向け、殺人事件の謎を解いていく。  その思考の過程が興味深い一冊です。  しかしながら、やはり注目したいのは、今作の冒頭でホームズが自分の腕にコカインを射っているという点…。  当時はコカインの危険性が今のようには知られていなかったとはいえ、ホームズは「体には良くない影響を与えるだろう」と分か

          著…アーサー・コナン・ドイル 訳…小林司、東山あかね 注・解説訳…高田寛『シャーロック・ホームズ全集 新装版 第2巻 四つのサイン』

          著…西本喜美子『94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし』

           というポリシーを若い頃から実践し続けてきた、パワフルおばあちゃんのエッセイ。   著者は若い頃、美容師の資格をとり、競輪選手にもなりました。  72歳で初めてカメラを買い、74歳で初めてパソコンを買い、Photoshopを始めました。  「燃やすごみ(大)」のゴミ袋にくるまったり、物干し竿にぶら下がったりといった自虐的なセルフィーが話題を呼び、たちまち人気者に。  映画『鳥』や『キングコング』を彷彿とさせる作品もあって、そのシュールなセンスがたまりません。  お年

          著…西本喜美子『94歳、自撮りおばあちゃん やりたい放題のひとり暮らし』

          著…小野不由美『鬼談百景』

           一話につき2~3ページずつ怪談を収録した本。  どのエピソードも、はっきりとした恐怖の形は描かれません。  どれも、「なんだか変だな」と感じさせるぼんやりした輪郭と、たとえようのない寂しさが根底にあります。  七不思議のようなものから都市伝説のようなものまで、九十九話あります。  そのことが百物語を連想させて、ゾクリときます。  目を惹くのは、怖さというよりも寂しさを感じさせるエピソード。  今もどこかで少年が心細いまま階段を登り続けていそうな話。  自殺した

          著…小野不由美『鬼談百景』

          文・絵…ドリス・バーン 訳…千葉茂樹『アンドルーのひみつきち』

           「秘密基地」。  この言葉って、何歳になってもワクワクさせてくれる何かがありますよね。  ※注意  以下はあらすじです。  結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。  この絵本の主人公は、アンドルーという名前の男の子。  アンドルーにはお父さんもお母さんもいるし、お姉さんも二人いるし、弟も二人います。  でも、アンドルーはいつも一人ぽつんとしています。  アンドルーは物作りの天才!  けれど、家族はその才能を褒めてはくれません。  それどころか迷惑がら

          文・絵…ドリス・バーン 訳…千葉茂樹『アンドルーのひみつきち』

          著…俵森朋子『犬ごはんの教科書 スープストックで手軽に続けられる体によい食事』

           わたしは友人宅(とびきりラブリーな4歳の柴犬を飼っています)の本棚でこの本と出会い、「今時のワンちゃんはこういうものを食べているのか!」と衝撃を受けました。  今わたしはペットを一匹たりとも飼っていないのに、思わずこの本を借りて帰って熟読しました。  ページを捲れば捲るほどに、全部美味しそう!  細切りにした昆布を使ったスープや、お魚・お肉・野菜・炭水化物をバランスよくとったスープが目を惹きます。  とてもヘルシー。  犬の目がどこまではっきり見えているのか分かり

          著…俵森朋子『犬ごはんの教科書 スープストックで手軽に続けられる体によい食事』

          著…坂口安吾 現代語訳…松尾清貴『堕落論』

           坂口安吾の思想を現代語訳した本。  坂口安吾は、冒頭の『堕落論』において、「昔は良かった」という考え方に疑問を投げかけています。  生きれば生きるほど、人は老いますよね。  生きれば生きるほど、人は変わっていきますよね。  では、「美しい」と見なされるものを美しいまま留めておくためには、極端な話、人は若いうちに死ななければならないのでしょうか?  また、夫に先立たれた女性は恋をしたり再婚したりはせず、いわゆる「未亡人」を貫いて、清らかな身でいなければならないのでし

          著…坂口安吾 現代語訳…松尾清貴『堕落論』