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第3回「大人のための絵本読み聞かせ会」を開催しました!

少し日が経ってしまいましたが、、先月に隈崎和代さんをお呼びし、「大人のための絵本読み聞かせ会」を開催しました。
今回は参加者が少人数ということもあり、アットホームな雰囲気ではじまりました◎
※今回も紹介された絵本リストは記事の最後にまとめています。

まず初めは隈崎和代さんによる絵本の歴史についてのミニ講義でスタート。絵本が生まれたのは平安時代の「紫式部日記」などの絵巻ものが起源と言われているそうです。
そして、こども向けの絵本は江戸時代からで、今のような教育の要素として絵本が生まれたのは明治時代。
どんな時代でも大切だと思われていて、今現在も残り続けて大切なものとして扱われているのもすごいことだよなと感じるお話でした。

そして隈崎さんによる読み聞かせ。
今回は、「くずかごおばけ」と「鶴の恩返し」、そして「むらをすくったかえる」の読み聞かせをしていただきました。

誰もが知っている「鶴の恩返し」は、目を瞑って聞いてみることに。
隈崎さんは保育園で絵本の読み聞かせをする時に、こどもたちに目を瞑ってもらい、絵本のイメージを想像してもらそうです。
鬼が出てくる絵本では、イメージした鬼をそれぞれ絵に描いてもらったら、みんな全然違う鬼が出てきて、それがとっても面白いのだとか。

鶴の恩返しを目を瞑って聞いていましたが、すでに読んだことがあるのでその絵本のおばあちゃんや鶴のイメージしか出てこない自分にちょっと幻滅しつつ、「みたことがあるかどうか」ってとっても強いものだなあと思いました。。

そして今回、読み聞かせをしてみたいという参加者の方にも読み聞かせをしていただきました!
読んでいただいたのは、可愛らしい絵で大人も笑ってしまう「バナナじけん」や、参加者の方が「こんな発想がなかった!」と新しい視点をもらえたという「わたしとなかよし」。

絵本はこどもに向けて道徳観などを育む役割もありますが、大人にとっても改めて考え直したり、ハッと考えさせられる機会があり、大人にも響く絵本ってすごいなあと改めて思います。

最後は全員で物語を作るワークショップをしてみました!
1人がストーリーを話し、手を叩いたら次の人にその物語を手渡す方式で、想像力をリアルタイムでフルに働かせながら物語をみんなでつくっていきます。
自分で物語をつくることの難しさと不思議さ、楽しさを味わい、ちょっとクセになってしまいました。
自分が思ってもみないストーリに話が広がることに、みなさん笑いながらお話を紡がれていました。

最後に、それぞれ気になる絵本を紹介し合いながらイベントは終了。
参加者同士で素敵な出会いも生まれ、今回のイベントをきっかけに新しいつながりができたことも、とても嬉しいことでした。

そして隈崎さんが「もうこの絵本たちここに置かせてもらうね」と、隈崎さんの絵本コーナーが図書館にできました!
貸出はできませんが、館内で読んでいただくことはできますのでぜひお越しの際は見てみてください。

次回は10月ごろに開催予定です!
隈崎さん、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

今回紹介された絵本リスト
・「くずかごおばけ」 作 せなけいこ
・「むらをすくったかえる」 作 さとしん/絵 塚本やすし
・「鶴の恩返し」 文 石崎洋司/絵 水口理恵子
・「バナナじけん」 作 高畠那生
・「わたしとなかよし」 作 ナンシー・カールソン/絵 なかがわちひろ




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