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【選んで無職日記39】私と睡眠、昼寝と寝落ち

 小さい頃は寝るのが苦手で、友人宅やホテルなどに行くと寝るのにかなりの時間がかかった。普段と違う環境下で身体や頭が興奮している感覚が自分でもわかるほどあって、頭が冴えて寝られないので、スマートフォンでYoutubeを見たり、音楽を聴いたりして自然と寝落ちするのを待っていることが多かった。実家の家でもベッドに入ってすぐ寝るタイプではなかったような気がする。
 それが大人になってきて、ここ数年はベッドに入ると秒で寝られるようになった。今日は眠れないぞ!という気持ちでベッドでごろついたとしてもあっという間に朝になっている。
 学生時代でよく言う定説が「オールのまま一限に出られる」だと思うが、元々それは結構私にとっては難易度が高かった。何回かやったことがあるが、全然元気に授業を受けられず、普通に講義を聞きながら寝ていた。頭が回らないし、よく皆これやってんな、と思っていた。だから、その時から私にとって睡眠は結構大事なコンテンツなのだというのはわかっていたが、年齢を重ねるとともによりそれが顕著になってきたように感じる。

 今も休日は出来るだけ寝たい。朝は目覚まし時計をかけずに寝られるだけ寝たいし、昼食後も寝られるなら寝たい。そうすれば休日の一日目はつぶれるかもしれないが夜からは元気に動けるし、次の日も朝から活動できる。
 それまでは寝ている時間がもったいないと思うタイプではあったが、睡眠が日々の行動を左右するとわかってからは時間を惜しまずに寝ることが多くなった。
 昼寝の良いところは、起きてもまだ明るい可能性があるのでその後に活動出来る部分と、あと罪悪感が何故か薄いところだ。数時間しか寝ないという部分だろうか。スヤッと2,3時間寝られるととても嬉しいし、有意義な時間を過ごせたまである。何もしてないんだけど。

 ちなみに私は今絶賛無職なのでいつ寝ていつ起きてもいいのだが、なるべく早めに起きて早めに寝たいという気持ちはある。たまに10:00頃に起きたりすると、「あ~今会社にいる人たちはもうパソコンに向かって仕事をしているんだろうな~」と思ってしまったりする。パソコンに向かい続けるのが嫌で辞めたのに、そうやって自分で自分を追い込んでしまっている、ある意味弱い人間だ。真面目な人間はある種勇気がない人間だとも思う。離れる勇気や、手放す勇気がない人間。辞めた会社のことなんか考えずに、悠々自適に寝ればいいのに。どちらが私の本当の幸せなのか、自分でわからないといけない。


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