見出し画像

【選んで無職日記82】米が無え

2024/10/5

 今日のピラティスは(もうピラティスおばさんになってる)背骨に意識を向けるレッスンで、初めて受けたが難しかった。背骨の一個一個の名前を憶えていないので、どこの骨の話をしているのだろうと思ったりする。レッスン前に”背骨 名前”で検索し、この骨が胸骨、これが仙骨と調べても、実際に身体を動かしながら先生の声を聴いているとよくわからなくなってくる。
 ピラティスは今までに自分の身体に向けたことのない意識を向けさせてくれて面白い。「背骨は沢山の骨が連なって出来ているので、一つ一つの骨をはがすように意識してください」とか、「仙骨の真ん中を探してみてください」とか、普段聞きなれない文章が聞けるとわくわくする。自分が思ったより自分の身体を知らないことも面白いし、上手く動かせていると思っていたが実は違った、みたいなことが何度もあるので、都度”私はビギナーだ”ということを思い知らされる。これは奥の深い運動だ。

 レッスン後スタジオの前で拾ってもらい、夫と車でスーパーに行った。私の日記はピラティスかスーパーだけで構成されているのか?まさしく”生活”だ。
 昼を過ぎていたので吉野家の牛丼をランチにし、買い物をした。うちのお米がもうなくなりそうで、私の一番好きな食べ物は白米なので、私にとってお米を切らすことイコール食生活の終焉を指す。ここ最近米の買い占めがあり、一時期スーパーからお米が消えたときは、家にある米袋を思い出して心を鎮めていたが、いよいよその残りもわずかになり、今日絶対に購入して帰りたかったのだ。
 調味料コーナーの近くにある米ブースに向かうと、棚が空になっていた。
 おかしい。米の買い占めはもう終わっていて、スーパーにも流通していたはずなのに。
 開店と同時にスーパーに行けば買えるよ~と、米プライオリティがかなり低めの夫がのんびり言うので、そんなわけにはいかねえ今日絶対に買って帰りてえんだと反発する。前行ったスーパーにはお米沢山売ってたのに。なんでここはないんだと焦る。
 ここでは一旦諦めて、帰り道別のスーパーに寄ろうと思っていたら、お米のブースがレジ前にドンと広く作られていた。沢山のコシヒカリやゆめぴりかがどうぞ!とばかりに並んでいて、安堵する。ああよかった。

 車に乗って郵便局に行き、本の発送用のスマートレターを購入して帰宅。仲の良い友達が、作った本を読みたいと言ってくれて嬉しい。
 


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?