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スワロフスキーとダイヤモンドの輝きは全然違います!

スワロフスキーの輝き

プレゼントシーズンになるとスワロフスキーのCMをよく見かけます。

スワロフスキーって綺麗やなぁ。。。

って思います。最近のこういったCMの場合、本物のスワロフスキーというよりCGだと思うので綺麗なのは当然かも知れません。

しかし、実際の輝きで言うと本職から見ると「まぁ綺麗。(冷静)」といった程度です。

やはりダイヤモンドには敵わない

ダイヤモンドは綺麗にカットされてどんなカラットでも基本的にカットされた面が「58面カット」というのが一般的です。もっと細かくカットされたダイヤモンドもありますが、カットが多ければ綺麗という物でもありません。

これに比べてスワロフスキーは14面が主流になっていて、約4倍もカット数が多いんです。

カットされた面が多いとどうなるのかと言えば、

光の反射か細かくなるのでその分輝きます。

という事です。

単純にダイヤモンドはスワロフスキーよりも4倍程度輝いているという事になりますね。

言い方は悪いですがど、スワロフスキーを知らない本職の人がスワロフスキーを見たらきっとこう言うでしょう。

何や、このガラス玉は?

と(^^;)

ダイヤモンドとスワロフスキーの素材の違い

ダイヤモンドは、地球の深部で高温高圧の環境下で形成された天然の宝石です。

一方、スワロフスキーは、スワロフスキー社が開発した特殊なガラスであるクリスタルガラスを使用しています。スワロフスキーのクリスタルは、光の反射率や屈折率などの物理的な特性を制御する為に厳密に設計されています。

つまり、ダイヤモンドは天然の石であり、スワロフスキーは人工的に作られた石である為、その素材の違いが輝きにも大きな影響を与えます。

成り立ちが違うので輝きも違うのは当然なのかも知れません。

そもそもダイヤモンドと比べる事が間違い

だからスワロフスキーはダイヤモンドと比べる事が間違いなのです。では、よくある模造ダイヤモンドの「キュービックジルコニア」はどうでしょう?

ダイヤモンドは40億年もの時間をかけて自然に出来た石ですが、キュービックジルコニアは人が作ったものであり本職が見ると不自然なのです。

カット数もダイヤモンドと同じかそれ以上にカットする事が出来ても、硬度が違いダイヤモンドの方が角が鋭く、キュービックジルコニアはやや丸い(ダレる)感じで最終的な輝きには差があります。

ダイヤモンドとスワロフスキーのカットの違い

ダイヤモンドはその硬度と光学的特性により、特殊な方法でカットされます。

ダイヤモンドは、理論的には最も輝きが強くなるようにカットされます。一方、スワロフスキーは、製造過程で厳密な寸法や形状を持つようにカットされます。

こんな感じでカットにより、スワロフスキーのクリスタルはその特別な光沢と輝きを持つようになります。

ダイヤモンドとスワロフスキーのカット方法は、それぞれの素材の特性に基づいて異なり、その輝きの違いに大きく影響しています。

では、スワロフスキーとキュービックジルコニアを比べると

スワロフスキーは先ほど書いたようにカット数は多くありませんが綺麗に見えます。キュービックジルコニアも綺麗なんです。じゃあ、どちらが綺麗なのかと言えば、

本職の目で見るとキュービックジルコニアです

となります。素人の目で見ても分かるくらいにキュービックジルコニアの方が綺麗です。よく輝くし深みもあります。

スワロフスキーは綺麗ではないのか?

そう聞かれると決してそうではないのです。

綺麗は綺麗なんですが「アクセサリー」として綺麗なんです。→ スワロフスキーのネットショップなどを見る限り値段は手頃な物もありますし、デザインも美しい。プレゼント需要などでは最適だと思います。

それにスワロフスキーはカラフルな石が揃ってます。キュービックジルコニアでもありますが、あそこまでカラフルではありません。

そこがキュービックジルコニアとの違いです。

スーパーキュービックジルコニアという石もあります

話はキュービックジルコニアに戻りますが、最近ではキュービックジルコニアよりもっと良い品質の「スーパーキュービックジルコニア」という物が登場しています。

小さなサイズだと分かりませんが、5ミリや6ミリといったダイヤモンドで言う1カラット程度の大きさだと明らかに今までのキュービックジルコニアと違う輝きがあります。

とはいえ、ダイヤモンドには及びませんが見分けが付きにくいくらいです。これならシルバー製品として成り立つ美しさです。

ダイヤモンドとスワロフスキーの価値の違い

ダイヤモンドはその自然的な形成や硬度、美しさなどの特性により、高い価値があります。

一方、スワロフスキーは、その美しさや輝きを追求する技術や工夫により、高品質なクリスタルを生産していますが、その価値はダイヤモンドと比較すると低くなっています。

ただ、スワロフスキーはキレイな輝きを楽しむ事が出来る、手頃な価格で入手出来る為、より多くの人々に愛されているのだと思います。

スワロフスキーはブランド価値がある

スワロフスキーはブランドとして展開し、品質も良いし綺麗です。それに比べるとキュービックジルコニアはダイヤモンドの煌きに憧れて作られたせいで、ダイヤモンドには及びません。

これはダイヤモンドと全く違う方向を目指したからブランドとして成り立っているんです。これは重要です。ダイヤモンドとは輝きが全然違うとしても人々が魅せられるのは当然かも知れませんね(^^)

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