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海外から見た日本の「空気を読む」文化について。

ほのかです。

先日、日本に住んでいるアメリカ人の友人と話す機会があり、
そこで面白い話を聞きました。

彼は、数年前に来日し、それ以来日本の企業で働いているそうなのですが、

日本人の「空気を読む」という文化が、どうにも理解できないそうなんです。


例えば、部下が上司よりも良いアイデアを提案したとき、上司に気を遣って

「僕の意見には至らないところが多いので…」

と、上司の意見を優先したり、

「先輩の意見の方がずっと素晴らしいと思います」

と言ってみたり。


こうした、その場の空気を読んで年上の人を重んじるといった光景は、

アメリカ人からすれば到底理解できないことなんだそう。

そりゃ文化が違うからそうだよね。。。

と、思いながら聞いていると、

ここからが結構面白かったんです。


「もちろん、目上の人を思う気持ちは大切だし、それが定着している日本文化は素敵だと思う。

だけど、

年上の人をたてるために、空気を読んで
心にもないことを言うのは、


ただの嘘つきじゃないか。

嘘をつくことが本当にその人を敬うことだと言えるの?

というのが、彼の主張でした。


確かに。


目上の人に敬意を表すことや、謙虚でいることは

人間としてあるべき姿とされている。
(少なくとも日本では。)


だけど、年上の人の立場を尊重するために

頑張って笑顔をつくり、褒め言葉を探すのは

もはや尊重ではなく、単なる偽善者なのかもしれない。

日本で生まれ育った身としては、今まで

「空気を読む」ということに対して一度も疑問を抱いたことがなかったのですが、

彼の想定外の意見に色々と考えさせられました。


自分にとっての当たり前が、一瞬でひっくり返された感覚

思わぬところから、とんでもなく興味深い視点を得ました。 


これだから国際交流大好き。


ではまた!😊




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