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翡翠色の記憶

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タイトル写真は Rahulによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/2162909/ から
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2024年8月の記事一覧

爽やかな風にコーヒー匂わせて夕暮れが来る雨上がりの
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翡翠色の記憶(一次創作)

アンドロイドが人形に戻る瞬間に大空はまた煌めくだろう

時ですら忘れて踊れストリートの灰色に一つ食らわせてやれ

夕暮れが抱きしめているそのうちに影法師ごとうたっていよう
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ここで書けたので。「翡翠色の記憶」(一次創作)

瞬き

瞬き

草の間を掻き分けてゆく泥の手もあったのだろう果てない空よ

この空の何十億の一の世界で等しく青を分け合っている

見上げればみじかな世界に遠のけば月こそ永く暮らす夜かな

瞬きは一瞬にして遠からず月こそ照らせ永きこの夜を

未来過去遠い光と瞬けばモノクロとして死んでいないか

安心してください、あなたは大丈夫です!彼の世界を歩けるならば

気がつけばここにいました僕はただ幸せになりたかったのです

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音

電波とのつながり消えて人も消えて黄昏だけだ僕をしるのは

二枚の葉に比翼連理の脈伝う心臓の音だけがきこえない

何度目の砂漠で果てたことだろう君の瞳のなかでぼくは

さざ波に崩れ落ちればAIに抱きすくめられ溢れた涙

実を結ぶまえより燦燦と樹々のこえ一体どれほどきけたのだろう

火傷したあとが現在地図としてこんな場所では終わりたくない

吹き出しと色をつければ大空に鮮やかな気球を望みたい

人のな

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