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はちゃめちゃな恋。

「もう無理だと思う。ごめん。」

そう言われて、終わった恋。一瞬だった。
こういうときに友人からの慰めの言葉は、効かない。

友情より、愛情を求めて優先する。
そういうときがある。

ピュアで無垢すぎる私たちは、
愛とやらに執着する。

それが正義でもあった。

愛そのものを考察しようとせず、
形にしたいと願う。

"絶対"を求め、"約束"を交わす。

当たり前であるはずなのに、なぜか必死だ。

ひとつの恋が全て終わったあとに想像する。
きっと"絶対"とは、幻想だ。

だけどそれを現実にしようとする時ほど、
私たちは強い。

世の中の所々で叫ばれる"絶対"を
幻想だ、バカだ、と嘲笑う者がいる。

そうなのかもしれない。

だけどそういう者こそ、
"絶対"が、絶対であってほしいのだ。

現実なんてどうだっていい。
それが人間のこころだと、私は思う。

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